オンラインシチリア料理レッスン開催レポVol.2 パレルモ流本場の「イワシのパスタ」と「スイカのジェーロ」

07/09/2020

パレルモから生実況!パオロ先生の料理レッスン第2弾

シチリア・パレルモからライブで届けする”オンラインで繋がるイタリア!オンラインシチリア料理レッスン”第2回目が無事終了しました。

今回のメニューは、パレルモの定番中の定番2品「イワシのパスタ Pasta con le sarde」と「スイカのジェーロ Gelo di mellone」です♪

参考

シチリアの香り満載!本場のイワシのパスタ

旬のイワシ(サルデ)、干しぶどう(パッソリーナ)、サフラン、フィノッキオ・セルヴァティコ。

日本でも手に入るようになった香草野菜

シチリアの香り満載の材料を合わせて行きますが、やはり決めてはコレ!

歯ごたえを少々残すように茹でたフィノッキオ・セルヴァティコの茹で汁をソースの隠し味にも使い、この茹で汁でパスタ自体を茹でます。

出来上がり!

爽やかな重層な香り、一切臭みを感じさせないイワシの旨味、ほんのりした甘さ、そしてモチモチでシャクシャクでカリカリ…。さまざまな歯ごたえがあらわれて、口の中が楽しい!

パレルモではどこのトラットリアでも食べられる定番中の定番パスタのひとつですが、こんなに優しく香りの良い「イワシのパスタ」は食べたことがない!というくらいの絶品の一品に…(感動)。材料投入のタイミング、煮加減、さまざまなコツが参考になります。



官能的な食感とエキゾチックな香り…スイカのジェーロ、パレルモの夏

続いては興味津々のスイカのジェーロ

工程はシンプルだけど最も時間がかかるのが、コレ。

まずは1リットル分のスイカ果汁を作りますが、「ミキサーでも良いけど、おばあちゃんが許さないよw」とパオロ先生。その理由は、味の決め手となる”どこまでもなめらかな果汁”に仕上げるため…。

※トマトソース作りでも欠かせない器具野菜漉し器は、イタリア語ではパッサヴェルドゥーラ。日本では「ムーラン」で知られています。

種と筋を丁寧に取り除き、できたジュースをさらに網目の詰まったザルで越し、ツルツルなめらか〜になった果汁を火にかけますが…その前に!ジャスミンの生花を用意!

バルコニーで咲いているジャスミンを摘み、スイカ果汁にほんのり香りを移します。昔はガーゼに包んで一緒に煮たそうですが、ステンレスのティーフィルターでもOK。

コーンスターチを加えた果汁を火にかけ、ピンク色がスイカの赤に戻ったら器に入れ、シナモンパウダーを振りかけて冷やせば出来上がり。

冷やしすぎずトゥルトゥルと肉厚で柔らかくなめらかな食感は官能的。実は密かに日本人向けにはゼラチンの方が…などと思っていたのは間違えでした。これは、でんぷんでなければ出ない口当たりです。

優しく鼻腔をくすぐるジャスミンとシナモンの芳香は、エキゾチック。多文化が合流する地中海の港町、パレルモの夏がココにありました。

スイカの甘さ次第で砂糖の量を調整すること、生のジャスミンを贅沢に使うこと、そして何より丁寧な裏ごし!がこの麗しい夏のドルチェを美味しく作るコツです。

次回のパレルモから生中継!は8月30日19:00〜

楽しいおしゃべりと共にシチリア料理のコツを教えてもらうパオロ先生のシチリア料理レッスン、次回は8月30日を予定しています♪お気軽にご参加ください!

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さっそく届いた実践レポート!

スイカのジェーロはとっても簡単♪「葛粉でも良いかも」は納得です!和風に仕上がりそうですね^^。

https://www.instagram.com/p/CCVTS9MgJep/

 

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