アチューゲ・アル・ヴェルデは、ピエモンテの代表的な伝統料理のひとつ。
アッチューゲは、アンチョビ。ヴェルデは、イタリアンパセリで作る緑色のソースのことで、要するに、アンチョビとイタリアン・パセリのオイル漬けです!
噂のアンチョビとイタリアンパセリのオイル漬け!
ピエモンテの家庭では、よく作られるものだけに、各家庭でそれぞれ微妙にレシピが違います。それが、伝統家庭料理というものでもありますね。
マンマの数だけレシピがあるから、コレは好きだけど、アレはそうでもない。なんてこともありますし、人の好みはそれぞれなので、コレはそうでもないけど、アレは好き。なんてこともありましょう。
ですが、チンチアさんの田園料理レッスンで、ちょいちょい登場する友達のクララさん。彼女のアッチューゲ・アル・ヴェルデは、食べた日本人が皆んなハマった!という究極の逸品です。
なぜかしら?日本人の味覚が全員同じというわけでもなし…(首を傾げつつ)。
そんな噂のクララのアッチューゲ・アル・ヴェルデ。本場のレシピを公開します!
絶品!クララのアッチューゲ・アル・ヴェルデのレシピ
まずは、アンチョビの下ごしらえから
①お酢を入れた水の中で、アンチョビの骨と鱗を取り除きます。
「きっちり取らないと、後で嫌な思いをする」そうなので、なめらかな口当たりになるようにせっせと丁寧に取り除きますよ。


②キレイになったアンチョビは、キッチンペーパーで水気を取り乾かします。
イタリアンパセリを洗ってみじん切り!
③アンチョビを乾燥させている間に、ささっと洗ったイタリアン・パセリの水気を切り、半円の包丁”メッツァ・ルーナ”で、ニンニクと一緒にみじん切りにしていきます!(普通の包丁でももちろんOK)

⑤途中オリーブオイルを加え、相当なみじん切りになるまで頑張ります。

イタリアンパセリとアンチョビをオリーブオイルで混ぜて
⑥ガラスの容器に、イタリアン・パセリ→アンチョビ→イタリアン・パセリ→アンチョビ…とミルフィーユ状に重ね、指でヒタヒタなじませます。


⑦仕上げに、たっぷりオリーブオイルを加えたら(蓋をする感じ)、冷蔵庫で数時間からひと晩おやすみさせて、出来上がり!
すぐでも食べられますが、ひと晩置いたくらいも味がしっかり落ち着いて美味しい!

マスカルポーネと一緒にパンに乗せてブルスケッタにしたり、そのまま食べたり。ワインのお供にもサイコー。青魚、ニンニク、オリーブオイル、そして珍味系がお好きな方にオススメです!
分量入りで再現してみました!