シチリア島パレルモ人が愛する”局地的夏野菜”?!テネルーミってなあに?

06/11/2020

テネルーミは、シチリアの夏野菜。

最近日本でも栽培が始まったそうなので、聞いたことがある方もいるかもしれませんね!

シチリアに初夏の到来を告げる夏野菜 テネルーミ

特に西岸のシチリア州都パレルモでは、市場に並びはじめると…「夏が来たね〜」と感じさせてくれる旬の野菜の代表のひとつです。

ほんのり苦味がある爽やかな味わいが特徴で、それは、日本のフキノトウやたらの芽で春の訪れを感じるのにちょっと似ています。

さて、テネルーミとはどんな野菜なのでしょう?

テネルーミは、ロングズッキーニの葉っぱ

シチリアでは夏になると数メートルにもなるロングズッキーニが出回ります。

ズッキーニにも多くの種類があるもので、このズッキーニは、ズッキーネ・ルンゲ(もしくはズッカ・ダ・ペルゴラ)と呼ばれます。

真夏が旬のロングズッキーニが成長する前の柔らかい葉の部分が、「テネルーミ」

La Vacanza Italianaではテネルーミの収穫体験も実施しました♪

テネルーミはどんな料理にするの?

より柔らかい葉を選んでよく洗って塩水で茹でて、パスタに和えたり、コントルノ(セコンドピアットの添え野菜料理)にしたり。食べ方はさまざま。

ペーストにすることもあります。

ほんのり鼻に抜ける爽やかな苦味、滋味を感じる深い味わいは…シチリアの美しい初夏のように、記憶に残る味わいです。

収穫は5〜9月頃。この時期シチリア(特にパレルモ)を訪れる機会があったらマストで食べたい食材のひとつです。

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