地元の人にも大人気!パレルモ新市街の名店
美味しいもの満載のシチリア島の州都パレルモ。日常使いのリストランテのレベルも高く、お店選びもなかなか苦労します。
新市街のセスト・カントはいつお邪魔しても、いつも美味しい安定感のあるお店。シェフのリッカルドさんがセレクトする、シチリアの美味なる食材を使った新しいニュースに出会えます。
今回は、ランチでお邪魔してきました♪
大盤振る舞い盛りのマグロのボッタルガから!
オーダーしたメニューは、おまかせアンティパスト+プリモ+ドルチェ。まずはアミューズからスタートです。
マグロのボッタルガをてんこ盛りっ盛りにしたブルスケッタ!
レモンを効かせたバターの上に、塩気の効いたボッタルガ。いきなりワインが進みますw。
おまかせアンティパスト1品は、旬のマグロに”ククンチ(カッペリの実)”を載せて。甘エビにはオレンジとタルトゥーフォ・ネーロ・シチリアーノ(シチリア産黒トリュフ)!
シチリアの黒トリュフは「黒い金」とも呼ばれ貴重な逸品。シチリア島東側に位置するパラッツォーロ・アレクイデという町が名産地として知られています。
アンティパストはあと2品。
イカスミを練り込んだトーストを添えた獲れたてタコのズッパと、タラのポルペッタ。ほっくりサクサクしていて、「お弁当のおかずにも良さそう!とか言いながら、快調にプリモです。
リストランテではアンティパスト+プリモ、アンティパスト+セコンドといったオーダーの仕方が一般的。フルコース食べることは、日常の食事ではあまりないものです。ドルチェは食べない場合も多々。
旬のテネルーミとパレルモ定番パスタ”アンチョーバ”アレンジ
プリモは3人で3品頼んで、シェア♪
パレルモの郷土パスタのひとつ”アンチョーバ”は、トマトソースにアンチョビ、パレルモ料理に欠かせない”松の実と干しブドウ”を加えたシンプルな一品ですが、セストカント風にするとこうなります↓❤️。
ボンゴレ・ヴェラーチや手長海老…魚介の出汁がたっぷり効いたトマトソースに、松の実の香ばしさと甘酸っぱい干しぶどう。
他のプリモは、最旬の”テネルーミ(長いズッキーニの葉の部分)”のペスト、カンパチなど白身魚のラグー。
3人で3品頼んでシェアしました。なぜなら…全部食べてみたいから。カジュアルなリストランテでは、シェアもありです。
グラスに入れた”崩し”カッサータ・シチリアーナ
さて、ドルチェも3人で3品頼んでシェアです。
伝統菓子カッサータ・シチリアーナをグラスで。フワッと盛ったカッサータは、全体的に甘さ控えめ仕上げてあります。
他のドルチェは、シチリアの初夏の果物”タバッキエーラ(蟠桃)”とレモンソルベ、チョコカップのイチゴとパンナ。
全体にバランスよく、旬と名産品をあれこれ少しずつ味わえる美味ランチでございました❤️。
新市街のポリテアマ劇場に近い便利な場所にあります。
セスト・カント
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