シチリアのパニー二『パーネ・クンツァート』って知ってる?農家さん伝授のレシピが超簡!

10/09/2020

日本でもすっかりお馴染みのパニーニ (単数形はパニーノ Panino。ひとつなら、パニーノと呼びます)。

生ハムやプロシュート・コット、サラミ、チーズ、サーモンなどなど、いろんな具材を挟んだイタリア式のサンドイッチ(食パンではない)ことですが、パンの本場*シチリアには、『パー二・クンツァートゥ Pani cunzato』なるものがあります。

*古代ローマの穀倉と謳われたシチリア。今も昔も小麦の名産地です。昨今は、シチリア古代小麦もブーム。

シチリア風パニーノ パーネ・クンツァートとは?!

『パー二・クンツァートゥ Pani cunzato』は、シチリア語。発音が難しいので、一般的には、『パーネ・クンツァート Pane cunzato』と呼ばれます。

「味付けしたパン」の意味があるパーネ・クンツァート

家庭でも、ちょっとしたイベントなどでも、ちょいちょい出てくる身近な食べ物。いわば、 シチリアのどこでも(特に西側)食べられるシチリアの家庭料理のひとつです。

作り方は簡単はとっても簡単!シチリアの農家さんで教えてもらったレシピをご紹介します!

農家さんが伝授!本場のパーネ・クンツァートの作り方

バゲット風のパンを用意します。できれば焼きたてが美味しいですが、オーブンで軽く焼いてもOKです。

①. パンを横にスライス。
②. 切った面に、たっぷりと”良質なオリーブオイル”を染み込ませます。たっぷりがポイント!
③. トマト、アンチョビ、オレガノを載せ、再びオリーブオイルをたっぷりふりかけたら、ぎゅっと合わせて、食べやすい大きさに切ったら、

出来上がり!

なんでもないパニーノだけど、素朴で美味しい!

超簡単なパーネ・クンツァート。

香ばしいパンをパクッと食べれば、たっぷり染み込ませたオリーブオイルの芳しさが、ジュワ〜っと口に広がり、アンチョビの塩分とうまみ、トマトの甘みと酸味、オレガノの爽やかさが、追いかけてきます。

ビールでも、ワインでも、合う合う♪

地産地消の美味を集めた、シンプルサンド

決め手は…やはり、素材。特に、オリーブオイルの品質は、重要なポイントになります。

小麦もオリーブオイルも、トマトも、アンチョビもオレガノも…地元産。まあ、要するに、地産地消の美味を集めた一品で、讃岐で出来立てうどんに、生醤油をぶっかけて食べるとか、山形の”だし”のような感じでしょうかw。

具は、ナスやズッキーニ、プリモサーレ(チーズ)などなど、シチリアの美味しい食材ならなんでも、挟んでパーネ・クンツァート。

スペルト小麦のパンに、ドライトマトとオリーブオイルのパーネ・クンツァート

美味しい素材を集めて、ぜひお試しください。もしくは…いつかシチリアで、本場の味をボナペティート!

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