シチリア伝統家庭料理の定番!イワシのベッカフィーコ Sarde a beccafico|パレルモの名店シェフ直伝・本場のレシピ Vol.17

02/09/2019

柑橘の香りを効かせた新鮮イワシのオーブン焼き

 イワシのベッカフィーコ(サルデ・ア・ベッカフィーコ)は、シチリアの家庭でよく食べられている「いつもの料理」のひとつです。

手開きにした新鮮なイワシに、詰め物をしてくるりと丸め、オレンジを間に挟んでオーブンで焼いたこの料理は、かつて貴族がお抱え料理人(モンスー)が活躍した、18世紀半ばごろに誕生したと言われています。

当時は、狩猟の後に供される宴で出される料理で、ベッカフィーコ(イチジクを好んで食べる小鳥)で用いましたが、庶民にとっては高価な食材。庶民は、工夫を凝らし、身近なイワシを小鳥に見立てた料理に転換。

これが広く愛されるようになり、今も変わらず、シチリアの家庭の食卓に並んでします。

オーナーシェフ・パトリツィアさんと右腕として活躍するYUKIさん

貴族由来の料理を庶民がアレンジして広まるパターンは、カポナータと同じ。シチリア、特にパレルモの栄光の時代と豊かな食文化を象徴するような料理とも言えますね。

イワシのベッカフィーコ Sarde a beccafico 本場のシェフのレシピ

シチリア島の州都パレルモの超人気リストランテバイバイブルースのシェフが大盤振る舞いで教えちゃう!バイバイブルース蔵出しレシピシリーズ、今回はオーナーシェフ、パトリツィアさんの家庭に伝わる伝統のサルデ・ア・ベッカフィーコをバイバイブルース流にアレンジしたバージョンです。

家庭料理だけに、レシピは家庭の数…星の数ほど。カポナータ同様、今回も基本として覚えておきたいレシピをご紹介!

家庭料理をバイバイブルース流にバージョンアップした一品です

※以下の写真はすべて、YUKIさん撮影。本場のキッチンの雰囲気もどうぞ!

材料ーシチリア人4人分(日本人 6〜8人分) 約30分

イワシ 500g

パン粉 100g
レーズン 30g
松の実 30g
レモン 1個
玉ねぎ 50g
ニンニク 5g

オレンジ 3個
ローリエ 適宜
塩 コショウ 適宜
オリーブオイル 適宜

イワシのベッカフィーコの作り方

1.  イワシを手開きする。尻尾は残しておく。

2. 松の実を軽くロースト、レーズンは水で戻す。

3.  二ンニクと玉ねぎをみじん切りにし、オリーブオイルで飴色になるまでじっくり炒める。

4. 23 、パン粉、オレンジ2個分とレモン半分の絞り汁、塩・胡椒、オリーブオイルを加えて混ぜる。

5. 手開きしたイワシに、4を適宜置き、巻くように包む。

 

6. ローリエとスライスしたオレンジとレモンを交互に挟みながら、 イワシをオーブンバットに並べる。

「尻尾を立てて、小鳥のベッカフィーコに見立てますよ!」

7. オリーブオイルと残りのオレンジジュースをたっぷりかけ回し、190度に予熱したオーブンで5〜8分焼く。

イワシに火が通り、良い香りがしてきたら出来上がり!

 

香ばしいイワシと、爽やかなオレンジとレモン。白ワインにも、ゴハンにも合う?!シチリアの伝統家庭料理です。

ぜひ毎日のお料理に取り入れてみてください!

▼我が家は、パン粉ザクザクバージョンで作ります

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