大人気プラン”バローロのワイナリーをめぐる旅”、夏の終わりのツアー体験レポートの続きです。
至福のランチを楽しんだ後は、さらにもう1軒。バローロのワイナリーへ向かいます!
2軒目はいよいよバローロの里へ
バローロ2軒目は王様ゆかりのワイナリーへ
イタリアワインの王様、バローロ。ワイナリーめぐり3軒目(バローロ2軒目)は、「王のワイン」として知られる名門フォンタナフレッダへ。
イタリアが共和国になる前のイタリア王国の時代の初代国王、ヴィットリオ・エマヌーレⅡのゆかりがあるワイナリーです。
広大なワイナリーの敷地には、多くの地元の人々が働き、まるで一つの村のようであったそう。今も、広い敷地内に当時の面影を、随所に残しています。
イタリア初代国王が愛した元愛人ローザとバローロ
ワイナリーの施設内には、初代国王ヴィットリオ・エマヌーレⅡとファミリーの巨大パネルも飾られています。
中央上部の女性は、稀代の美女ローザ・ヴェルチェッラーナ(通称「La bela rusin」ピエモンテ方言で「美しいローザちゃん」)。長く国王の愛人であった女性で、本妻亡き後、後妻として迎えられました。
そして、ワイナリーの名称にもなっているミラフィオーレ・エ・フォンタナフレッダ侯爵の称号と、広大なブドウ畑を国王から授与。商才に長けた息子エマヌエーレ・アルベルト・ミラフィオーレ伯爵が、同地で1858年にワイナリー「ミラフィオーレ社」を設立し、今日のフォンタナフレッダの基礎となっています。
創業当時からある建物が並ぶカンティーナは広い!
創業当時とほぼ変わらない敷地内。謎の地下道を抜けていくと、バローロの大樽が並ぶカンティーナがありました。見学には、歩きやすい靴が必須ですね。
創業から半世紀後の20世紀初頭には、害虫被害や世界恐慌、第一次世界大戦があり、苦難の歴史をたどりましたが、20世紀末には、銘醸造家ダニーノ・ドロッコ氏とコラボし、見事に復活。現在、イタリア国内外でも注目度の高いバローロの造り手のひとつとなっています。
歴史のお話を聞きながら、ご土地バローロ…。これぞ、ワイナリー訪問の醍醐味!より深く味わえました。
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気軽に贅沢バローロ・バルバレスコ三昧!世界遺産の風景を眺めながら3軒をめぐります。
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※ワイナリーの組み合わせは、時期により本レポートとは異なります。