シチリア美術界ルネッサンスの至宝アントネッロ・ダ・メッシーナ
シチリア島メッシーナで生まれ、パレルモで修行を積んだルネッサンス期の画家、
アントネッロ・ダ・メッシーナ(1430〜1479年)。
マリアを正面から捉えた独特の構図の『受胎告知のマリア』は余りにも有名です。
15世紀中頃にナポリとベネチアに渡り、フランドル画派の影響を受けた見事な細密描写。その中に溢れ出る叙情性と人間的な温かみを感じさせる絵画は、どれも心を打つものばかりです。
そんなシチリアが生んだ稀代の画家アントネッロ・ダ・メッシーナの作品が、約500年の時を経て、2018年冬、パレルモに結集!
世界に現存する約半数もの作品を一挙に鑑賞する絵画展が開催されます!
シチリア州立美術館パラッツォ・アバテリス
舞台は、パレルモ旧市街に位置するシチリア州立美術館Galleria Regionale della Sicilia di Palazzo Abatellis。
2018年イタリア文化首都パレルモ〜Palermo Capitale Italiana della Culturaを締めくくる重要な展覧会として、ジョバンニ・カルロ・フェデリコ・ヴィッラ教授キュレーションの元、フィレンツェのウフィッツィ美術館やルーマニアのシビウ国立美術館など、世界各地の美術館の収蔵作品が続々とパレルモに到着します。
地中海世界の社会・文化背景を理解する面でも重要なイベントとなるはず。
シチリア旅行の際には、ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく!
Via Alloro, 4, 90133 Palermo PA
+39 091 623 0033
料金:13ユーロ
アントネッロ・ダ・メッシーナ展
期間:2018年12月14日〜2018年2月10日まで
時間:火〜日 9:00〜19:00
休館:月・12月25日・1月1日