シチリアの地震と世界遺産エトナ山噴火の状況
2018年12月24日にシチリア東岸に位置するエトナ山が噴火しました。
11月末頃から活発化し、溶岩が流れ出る様子が見られていましたが、しばしば起こることでもあります。そのため、現地では特に危機感なく絶景を眺める趣でしたが、先の噴火から地震が増加。
周辺地域では一晩で130もの微地震が断続的にあり、明けて12月26日朝3時過ぎには、現在までで最大のマグニチュード4.8の地震が発生。震源地(Viagrande-Trecastagni)に近いザッフェラーノ・エトネアのFleriフレーリ村では建造物が崩れる他、10名ほどの負傷者が出た模様です。
地震が多発した地域は、エトナ山南側。
※現在(12月27日)は高速道路A18カターニャージャッレ間が通行止め。
一部地域に被害をもたらした地震ですがカターニャ、タオルミーナ界隈では「体感はなかった」との話。現在(12月27日)の生活も通常通りです。
INGV(イタリア国立地球物理学火山学研究所)からも警告はなく、これ以上の被害は想定されていませんが、エトナ山界隈に訪れる予定の方は最新情報にご注意ください。
参考
- INGVのブログ(12月26日)※イタリア語のみ
- INGV最新地震発生状況マップ
カターニャ空港は閉鎖?通常営業?
12月24日深夜から翌朝まで一時的にクローズされていましたが、現在は通常通りです。
最新情報は、こちらのサイトから確認できます。
カターニャ空港 Aeroporto di Catania
イタリア・シチリア現地からの最新情報は、
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