パレルモで愛される日本を感じる?! 世界遺産ノルマン王宮『ラグーザお玉展』へ

01/07/2020

美しいパレルモのノルマン王宮×明治時代の日本人女性

約100年前のパレルモに嫁いだ日本人女性 ラグーザお玉にフィーチャーしたイベントが、世界遺産のノルマン王宮で開催中です!

参考記事ラグーザお玉って誰?2017年にパレルモで初開催されたイベントの様子も合わせてどうぞ!

今回は、ラグーザお玉が過ごしたパレルモで第2回目となる展覧会。前回叶わなかったラグーザの明治時代の日本の骨董品お玉作の工芸作品と共に、見応えのある構成になっています。

オープニングイベントの様子と共に展覧会会場内部をご紹介!



シチリア歴代副王の肖像画に囲まれた明治時代の着物?!

イベントの立役者であるラグーザお玉研究の第一人者スパダーリ教授をはじめ、ゆかりのある人も多数のパレルモ。一般公開に先駆けて開催されたオープニングイベントも、地元メディア等で大盛況の幕開けでした。

パラティーナ礼拝堂の上階、”王の居室階”が展覧会会場に!

今回の展覧会は、ラグーザお玉作品はもちろん、その展示シチュエーションも見どころ。

歴代シチリア副王の肖像画が飾られた部屋にラグーザお玉の着物が展示されていたり、ポンペイの間に水彩画などなど。それでなくても見どころ満載の王宮に日本文化と芸術がマッチングされ、なんとも贅沢な空間になっています。



黄金モザイク前で謎の日本風料理を楽しむ人々

オープニングイベントで用意されたウェルカムドリンクには日本酒も並び、用意された料理はお寿司や和菓子をイメージしたものも。

「モーキ!」と紹介された緑色の謎のお菓子。おそらく「Mochi」(イタリア語ではchiをキと発音)だったと思われますが、小麦粉のパサっとしたものだったり、「ドラヤキ」にはチョコクリームだったり。

などなど微笑ましいお料理が登場しましたが、パレルモでも最も重要な文化遺産の中で、日本文化が受け入れられる様子はなかなか感慨深いものがありました。

ラグーザお玉イベント×ノルマン王宮コラボグッズも!

期間中、ノルマン王宮1階のミュージアムショップでは展覧会グッズも発売されています。

お土産調達にもオススメのノルマン王宮ミュージアムショップ

おもて面はラグーザお玉、裏面はノルマン王宮ロゴのエコバックは、激レア?!

相当なマニア受けにしかならないと思いますが…10ユーロはお手頃

期間中パレルモ観光の際は、ぜひお見逃しなく!

展覧会データ


O’Tama. Migrazione di stili 〜お玉、スタイルの移行
ノルマン王宮 Palazzo Reale
Piazza del Parlamento,  Palermo
会期:〜2020年4月6日の金〜月曜/金・土・月 8:15〜17:40/日・祝 〜13:00
料金:展覧会のみ 7ユーロ/パラティーナ礼拝堂セット 12ユーロ
詳細: フェデリコ・セコンド財団

イベント紹介記事

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