2025年秋、シチリア島とパレルモの治安情報をパレルモから!
シチリア島最大の街・州都パレルモは、地中海の海風が優しくそよぐ港町。椰子の木々がのんびりと揺れる街角には、地中海の十字路として、東西文化の交流で栄えた約3000年もの歴史が宿っています。
大地と海と太陽の恵みがもたらす、シチリアの美味。州都であるこの街に集まる多彩なグルメは、旅の目的にしたくなるほどに魅力的です。
しかし、気になるのが、治安。ですよね!
映画「ゴッドファーザー」の本場…として知られるパレルモには、やはり”マフィア”のキーワードがつきもの。
実際のところどうなのか…?
パレルモ中心地に在住14年超のライター(筆者)が、パレルモの内側から、避けたい地域、おすすめのホテルエリア、安全に旅するコツをご紹介します。
ホテルを予約する前に、ご出発前に、ぜひご一読ください!
日々のパレルモの暮らしはこんな感じ!シチリア暮らしブログもどうぞ!
パレルモは危険?マフィアの現在と街の治安
パレルモは、ローマ・ミラノ・ナポリ・トリノに次ぐイタリア第五の都市。約70万人が暮らす、割と大きな都市です。
パレルモを訪れた多くの方が口にするのは、「思いのほか、大きな街だった!」「怖いと思ってたけど、のんびりしてますね」「人が多くてびっくりした!」などなど。
意外性を感じるケースが多いようです。

実際、陽光溢れる地中海の港町らしく、賑やかさもあれば、のんびりムードもあり、街の人々もオープンで人あたりも良く…「あれ?マフィアは?」となるかもしれません。
ゴッドファーザーのイメージで訪れると、むしろ肩透かし…を喰らう可能性も。
パレルモにマフィアはいる?現在の状況と旅行者に関わるリスク
で、マフィアはいるの?いないの?どっちなんだと言えば、、、

答えは、はい、います。です!
ちなみに、マフィア(犯罪組織)はイタリア全土(欧州世界にも)にいます。
※シチリアはマフィアもしくは「コーザ・ノーストラ」と呼ばれますが、ナポリは「カモッラ」、カラブリアは「ンドランゲタ」、プーリアは「サクラコローナ」など。
とはいえ、もはや21世紀。街中で、ドンパチしていたのは90年代前半までの話。現在、日常で「マフィアの遭遇した」などと言うことはまずありませんw(って笑っちゃうほど遠い存在)。
旅行者が、マフィアに関わる…ケースで考えられるのは、まずあなたが石油王か国際シンジゲートの関係者、裏組織の人…などですが、一般的な旅行者でしたら、「んー?なんか関わってメリットあるの?」ってなもんで、興味を持たれることもないでしょう(コスパが悪いので。とはいえ絶対とは言い切れませんが)。
マフィア関係の話題・現地ニュースは、こちらでも!ご興味のある方はどうぞ♪
旅行者が注意すべきは、チンピラどもの悪行ですね。
大きな都市のどこにでも同じように、いわゆるスリ、置き引き。また、老若男女問わず性的目的の暴行にも気をつける必要があります。
海外旅行の常識の範囲レベルで、危機管理のアンテナを高くしておくことが大事です。
パレルモの街を歩くなら、避けたいエリアと現地最新情報
さらに、安全性を高めるために、危険地域に近づかないこと。
どんな街にも、地元の人なら「何気なく避けている」エリアというものがあるけど、知らないばかりにうっかり行ってしまう。なんてエリアがありますよね。
君子危に近づかず。です。
パレルモ市内、特に注意したいエリア
追記:2025年10月から実施中の旧市街週末レッドゾーン
主に、パレルモでは旧市街に注意したいエリアが集中しています。
・パレルモ中央駅周辺 イタリアの大きな都市と同様に中央駅付近はやや治安が劣ります。
・旧市街の人がいない裏路地 迷路のような旧市街。そぞろ歩きも楽しいですが、人の気配がない路地裏は、NGです!特に、明け方や夕方以降は、避けましょう(イタリア全土共通です)。地元の人も、夕方以降は大通りを選びます。
・ヴッチリア地区 完全に観光スポットとなりましたが、そのせいか、スリが多発しています。
・ボルゴ・ヴェッキオ地区 あまり観光客は行く機会がないと思いますが…行くならちょっと注意したいエリアです。
これらは歩くときに注意した方が良いエリアですが、それはつまり、宿泊にもおすすめしないエリアでもあります。
昨今、小さなB&BやエアBnBなど、旧市街の路地にたくさんできていますが、車が入れない路地に面していたり、石畳の場合、到着時や出発時のスーツケースの持ち運びが困難ですし、滞在中の朝・夜が心配です。
日本からITAの直行便を利用した場合、パレルモ到着はたいてい真夜中…。特にエリア選びには注意した方が良いでしょう。
ホテルは、断然、下記のエリアがおすすめです!もし、在住者の私がパレルモでホテル宿泊するなら、このエリアを予約する!エリアです。
2025年10月初旬の週末に起きたマッシモ劇場前の繁華街の痛ましい銃撃事件
▼事件の詳細
2025年10月から3ヶ月、旧市街”週末レッドゾーン”エリア
これにより、下記の3つのエリアで3ヶ月間の”週末レッドゾーン”(警戒強化地域)が施行されています。週末の夜中は避けるようにしましょう。宿泊にもおすすめではありません。
ZONE1マッシモ劇場とオリヴェッラ広場界隈
(via Cavour, piazza Verdi, via dell'Orologio, piazza Olivella, via bara all'Olivella, via Roma, via Spinuzza e via Maqueda).
ZONE2ヴッチリア市場界隈とヴィットリオ・エマヌエーレ通りのローマ通りからフェリーチェ門までの周辺地域
(corso Vittorio Emanuele (via Roma-Porta Felice), via dei Chiavettieri, via dei Materassai, via Argenteria vecchia, vicolo Sant'Eligio, via Giovanni Meli-Piazza San Domenico)
ZONE3マクエダ通りのクアトロ・カンティから 中央駅界隈
( piazza Sant'Antonino, via Oreto, via Fazello, Piazza Cupani, piazza Giulio Cesare, via Roma, Discesa dei Giudici e piazza Pretoria)
パレルモのおすすめホテルエリア
イタリア国内外からの観光客が激増しているパレルモは、ここ数年で、新市街・旧市街共にホテルやB&B、エアBnBが激増。それに、意外と広いパレルモは、ホテル選びにも結構迷いますよね。
私が、最もおすすめするエリアは、ポリテアマ劇場周辺エリア。

新市街の中心地でもあり、まあまあまともな人(笑)が集うエリアです。
人気の4つ星ホテルや綺麗なB&Bも多数あり、世界遺産が点在する旧市街へ、徒歩でのアクセスも可能。ポリテアマ劇場から、旧市街に建つマッシモ劇場までは、徒歩5分くらい。クアトロ・カンティまで、15分くらいの感覚です。
繁華ながら比較的落ち着いた雰囲気のレストランやカフェ、お買い物スポットが便利に集まっています。

ポリテアマ劇場近くの歩行者天国プリンチペ・ディ・ベルモンテ通りでは、地元の人が朝から晩まで憩う姿も。春から初夏には、オレンジの花のとてつもない良い香りが漂うお散歩ストリートです。
もし、徹底的に観光をメインするなら旧市街も良いでしょう。ただし、入り組んだ路地裏や、車が入れない細い通り沿いは避けるのがおすすめです。
イタリア全土で有効!シチリア・パレルモ旅行の防犯対策まとめ
パレルモの治安は、イタリアの大きな都市(ローマやミラノ)がそうであるように、命の危険を感じるほどに悪くもなければ、日本と比べれば決してよくもないといったところ。
パレルモに限らずイタリアで多い犯罪は、スリや置き引きなどの軽犯罪。自分がいかに注意するかによって危険度は変わります。


下記に、注意したい点をまとめます。
イタリア全土で有効!楽しい旅のための安全対策
置き引き対策
・バックや貴重品は、常に意識する。
・チケット購入やMAPを検索するときなど、うっかり放置しない。
・食事中も椅子の肩にかけっぱ放しにしない。特に外テーブルの場合は、道路側の椅子に置かない。
スリ対策
・貴重品を持ち歩く場合は、できるだけ分散しましょう。
・道路側の手にカバンを持たない。
・公共交通機関や市場など混雑する場所では、特に注意する(口の開いたカバンの見える位置にお財布やスマホを入れておかない。プロのスリには、単独からチーム制までさまざまなタイプがあり、気づかないうちに「あれ?」なんてこともあります。)
・人の気配のない路地裏は避ける。
大きな荷物があるときは、公共交通機関は避けるのが自己防衛にもなります。お金は盗まれるより有意義に使うべし!
ナンパ対策
・しつこい奴は、基本無視!存在を認識されてると思われると、しつこさが増す可能性も。 完全無視でOK!
・変な日本語で親しげに話しかけてくる人を相手にしない。
・知らない人にホテルの場所など気軽に教えない。
・女性の夜の1人歩きは特に注意!昼間でも薄暗い路地などは、1人で歩かない。
まともなイタリア人はしつこくナンパしたりしませんので、ほとんどの場合、運命の出会いではありません!
ボラれないようにお会計の際はきっちりチェックする、タクシーはメーターをつけてるかチェックするなどなど。世界一安全な国・日本の常識は、イタリアや世界では通用しないことも多々…気疲れもしますが、ポイントを抑えるところは抑えて、気を抜くところは抜く。
メリハリも旅のコツです。
トラブルに遭遇することなく、パレルモの人情に触れる機会がたくさんありますように!
現地パレルモからお届けしました!
Buon viaggio!


