4日目夜:日本人ガイドさん宅で、食べて歌って涙して…
世界遺産アグリジェント遺跡見学でお世話になったガイドのヨーコさん宅へ。
イタリアに在住する日本人のお宅を訪問して、さらに、お食事をいただくなんて!相当貴重な体験になるはずです。お誘いしてくれたヨーコさんに感謝感謝で、元気にお邪魔致しました!
手作りのお料理でおもてなしいただき、楽しくお食事中、ヨーコさんから「誰か歌ってー!」のムチャぶりが・笑。その上、「ヒバリが好きなのよ」とリクエスト付きです。
すると、「私が歌います!」と高らかに挙手をする方が一名。ノリの良さは、イタリア人レベル。
遠い遠いシチリアまでやってきて、さらに想像以上に楽しんでくれている好奇心旺盛で食いしん坊のツアーの皆さん、ツアーを盛り上げるエミコさん、うるさい日本人たちを相手に運転を頑張るルーカ君、そして温かいもてなしをしてくれたヨーコさん、そんなヨーコさんを「アモーレミオ」と呼ぶ旦那さんのジジさん。
素敵な人たちで作る素敵なツアー、素敵な時間…感謝の気持ちが溢れ、涙が溢れてきてしまいました。するとヨーコさんも涙。なぜだか、みんなで号泣・笑。
まったくもってマンジャーレ・カンターレ・アモーレな夜でございました!
5日目AM:シチリア内陸を抜けてカルタジローネへ
絶景絶景!シチリア内陸部の風景をバックに麦畑を歌おう!
シチリアは、海だけではない!
内陸部の風景は、まさに壮大。古代ローマの穀倉とも謳われた延々と広がる小麦畑を見ていたら、「歌いたくなった」という人、1名…。昨夜のラテンノリが蔓延したようです。
麦畑をBGMにひた走る車窓には、フィーキ・ディ・インディア(インドイチジク)の畑も現れました。インドイチジクの歌は、ないのかー!などと盛り上がっていると、ピアッツァ・アルメリーナ!
ここには、世界遺産の古代ローマのモザイクがあります。これはまた次回かな?
そして、目的地・カルタジローネに到着しました。
美しい陶器の町でシチリア伝統マヨルカ焼きを爆買い?!
カルタジローネは、言わずと知れた伝統のマヨルカ陶器で知られる街。
以前、JALの機内誌撮影でお世話になったマエストロの工房にお邪魔して、マヨルカ陶器の概要を教えていただき、釜から出たてのホヤホヤ出来立て陶器を見せてもらうなどし、
解散しました!やはり、お買いもの魂が刺激されるところでは、解散ですよね!
色・青・緑を使った伝統的なカルタジローネの陶器がぎっしり並んだお店で、おもいおもいに陶器を買い、記念撮影をし、再びバスに乗り込み、一路、最終目的地タオルミーナへ向かったのでした。
5日目PM:タオルミーナで最後の晩餐
バスは東へひた走り、エトナ山を眺めながら海沿いに出る。イタリア半島との間に横たわる地中海イオニア海の山の上、小さな可愛いタオルミーナに到着しました。
可愛いお土産屋さんが充実したタオルミーナの旧市街で、午後いっぱいフリータイム。ここで最後の買い物魂を消化していただきます!その間…さわぼん&エミコは、内職です!
ホテルのロビーでせっせと励んだ内職
まずは、セロテープやラップ、ビニール袋、そしてプチプチを購入に出かけ(間にビールを挟みつつ)、ホテルのロビーで…、
皆さまがお買い上げになった搾りたてのノヴェッロオイルの補強パッキングです。
日本帰国途中のスーツケースの中で、オリーブオイルが染み出したり、割れたりしたら、とても困る!それぞれ各人が気を遣ってパッキングするなら、「まとめてやっちまおーぜ」とオトコらしく、かつチマチマと内職作業をした次第。
「ハサミ貸して」と言ったら、「なくしたー!けど、私個人のでよかったら…」と、眉毛切りバサミを貸してくれたり・笑。ホテルのレセプションのお姉さんも、とても協力的でした。
最後の晩餐は、お誕生日のサプライズも兼ねて
満足のいくパッキング、満足のいくお買い物。それぞれ満足を胸に再集合し、最後の晩餐のレストランへ。
シチリア最後の夜は、やっぱり魚介。マグロのタルタルに、 小エビとレモンのリゾット。
「久々の米や〜」と喜び、1人1合ほどをペロリと平らげ…皆さまの胃もすっかりシチリアサイズになったようです。
セコンドは鯛のアーモンドソースがけをいただき、最後のデザートは…お誕生日のサプライズ!を仕込みました。
ツアーを盛り上げてくれたボス・エミコのバースデー。巨大なカッサータ・シチリアーナにメッセージを乗せて、レストランのお客さも一緒に全員で♪アウグーリ・ア・テーを歌う…。
夜のタオルミーナ の旧市街をプラプラお散歩しながら、ホテルへ。さあ、いよいよ明日の朝、出発です!
カターニャ空港でお別れ、そして手紙を開封…
お別れは、シチリア東岸のカターニャ空港です。西岸パレルモから入り、ぐるりとシチリアを食べ尽くして。
一生懸命運転手ルーカ君と、イタリア式の両頬バーチョ(キス)のお別れを全員体験し、
無事チェックインを済ませると、なぜか皆で万歳三唱?!「すわ、出陣か?!」と驚くイタリア人たちを横目に、貴重な体験を共にした皆さまと、がっちりハグしてチャオチャオです。
どうぞ日本までご無事で!!!
そして、さわぼんは1人パレルモへ…。高速バスの中で、皆さんからいただいた「感想お手紙」の開封しました。
覚えたてのトリナクリア(シチリアのマーク)や、たくさんの思い出があふれる手紙たち。窓から見えるシチリアの広大な風景は、朝露か涙か。しっとり濡れているようでした。
おしまい。
Grazie, a presto!
本当にありがとうございました!
協力してくれたイタリア人の仲間たちにも感謝。
そして、長々とした旅記録を読んでくださった皆さまにも、グラッツェ・ミッレ!いつか、シチリアでお会いしましょう!