ツアー2日目PM: 貴族の荘園でオリーブオイルセミナー
パレルモの市場から世界遺産、そして魚介まで、シチリアを予習した初日。まだまだ終わりません。お買いものタイムを挟んで、パレルモ郊外の貴族の館へ向かいました。
シチリアの典型的な18世紀の「バリオ」がそのまま残る貴族の荘園
「バリオ」とは、領主の家と農家がセットで暮したシチリアの典型的な建築様式。をそのまま改装した、18世紀のお宅。外部も内部も、ほぼ当時のまま残されている貴重な歴史遺産です(さわぼん友人宅、一般公開不可)。
オリーブ搾油場だった場所を改装したサロンには、数百年前の搾油機がインテリアとして飾られています。
非日常空間で、オリーブオイルセミナー
このまたとない空間で、オリーブオイルテイスティングを体験していただました。
有機栽培の無添加、天然高品質オリーブオイルの”ノヴェッロ”と開封せずに保管された1年ものを比較も体験。プロの手により保管されていても、光・熱・酸素による劣化はどうしても防げない。オリーブオイルのデリケートさを、「舌」で体感した皆さまでした。
シチリアの食材の美味しさも体験!アペリ・チェーナ
そして…お勉強の後は、いつでも美味しいお食事タイムです!
窯焼きのピッツァや自家製パンと共に、シチリアの身近にある「美味しい!」を…ワイン片手に地元の人たちとおしゃべりも楽しく、たっぷりいtだきました!
濃厚な1日目は無事終了。オリーブオイルの知識を蓄えたみなさんは、健やかにお休みになり、翌日はいよいよ、メインイベント・オリーブ収穫体験です!
3日目AM:シチリアのオリーブ畑で収穫体験!
シチリア菓子をつまみながら内陸部の丘陵地帯へ!
パレルモからバスで一路、内陸部へ。
サービスエリア的なバールには、新鮮な羊のリコッタチーズを使った美味しそうなシチリア菓子が並んでます。
オヤツを食べてバールでカフェを飲み、ひと休みしたら、丘の上へ車でガタゴト。車が入れないエリアからは、徒歩で坂道を上がれば…、
斜面に勢いよく枝を伸ばすオリーブの木々の畑です。
ここで収穫体験です!
オリーブ収穫で日本とシチリアの真の異文化交流
オリーブ畑では、オーナー夫妻が迎えてくれました。素敵な笑顔!太陽と自分たちの手で作る土と作物でできてる笑顔ですね。
さっそく、娘のマリアンナさんと生産者代表ジュゼッペさんに、手摘み収穫の方法を教わって、いよいよ体験です!
家族経営の畑で、家族に混ざって、オリーブを摘む日本人たち。なぜか、元市長も参加して大歓迎してくれました。
シチリアに初めて訪れた日本人と、初めて日本人と交流するシチリア人たち。「オリーブの摘み方を知らないなんて!」と驚かれたりしながら、お互い初の異文化に触れ、真の異文化交流ができたようです♡。
旅の醍醐味は、これですね!
さあ、次は詰んだオリーブを絞るよ!味見もするよー!
搾り立てのオリーブオイルの色と香りに悩殺される
畑から、摘みたてオリーブと共に、オリーブ搾油場「フラントイオ」へ向かいました。
運ばれたオリーブは、枝や葉を分別し、洗われて、粉砕し、揉まれて搾られます。最初の一滴が出てくる間の待ち時間、ここでも「日本人を初めて生で見た!」という地元のおっちゃんたちと、がっつり交流がありました・笑。
女子に囲まれてウレシそうなおっちゃんに、「手を握る必要はあるっ?!」などとツッコミつつ待つこと数十分。
搾りたてのオリーブオイルをそのまま体験!
お待ちかねのオリーブオイルが出てきました!!!!
ザンザカ絞られてくるオリーブオイルをグラスでキャッチ。そして、香ばしい焼き立てパンにかけて、いただきました!
まさにここでしか味わえない、この瞬間しか楽しめない、贅沢な味とひと時を存分に楽しませていただきました。協力的な搾油場の皆さんにも、感謝。日本では絶対できない交流も、貴重な旅の思い出になりそうです!
ランチは、田舎のアグリでシチリアの山の恵みをたっぷりと
胸がいっぱいになったところで、田園にひっそりと佇むアグリツーリズモへ。
朝の羊の乳で作ったリコッタや、地元産のサラミやオリーブの塩水漬け、郷土料理のカポナータ、リコッタを挟んだ焼き立てホカッチャなどなどから始まり、地元産の赤ワインも飲んで、「もうお腹いっぱい!」になったところで、プリモ登場です。←これが、シチリアというもの…。
しかもプリモは、2品。
マルタリアーティのほか、ラグーを絡めたカヴァテッリという、ダメ押しの後、さーらーに、肉責めです・大笑。
豚・牛・羊・サルシッチャの炭火焼きに加えて、シチリア名物スティッギオーレ~(羊の腸をぐるぐる巻きにしたもの)も登場。
前にかがめないくらいにお腹いっぱい!やや斜め上を向きつつ、次の地へ!