シチリアの魅力凝縮、内陸部のオヤジと風景たち
密かな人気を博すニューシネマパラダイスロケ地ツアー。今年初のツアーが、出動!今回も濃厚です・笑。
シチリアの魅力のひとつ?!いろんなオヤジたちと出会いました♪
まずは、道中の模様から。牛や羊が道路横断中でしばし停車…はシチリアあるある風景です。
真冬の内陸部風景は、わびさびの世界。哀愁を感じながら、サクッとニューシネマパラダイスの村に到着です。
村では、市役所に表敬訪問から。プチ博物館で地元っ子の熱い話を聞き、
ロケ地の散策などをしながら、この村の魅力を倍増するオヤジたちが集まる広場へ。
名物のシチリアオヤジたちと交流!
寒空の冬日和。オヤジたちが集まる村の集会場にお邪魔してみます。
日がな1日、カードゲームに興じるシチリアオヤジたち。平和です。
秋にお世話になった某雑誌の見本誌を届けがてら、と思いましたが、出演してくれたオヤジさんたちがいない…ので、言付けを頼みました。
「このおじさんたちに渡してね。皆さん、元気ですか?」と聞くと、誌面に登場するオヤジたちの顔写真を指差しつつ、
「生きてる、生きてる、死んでる、生きてる…」
と、一人一人の近況を教えてくれました。
…近況が生死ってw。
意外にもシュールな笑いを好むオヤジたちとしばし戯れ、ランチに向かうと、別のメンバーに捕まりました。
まさに、今はカルチョーフィとカルドの季節。どうやって料理すると美味しいか、オヤジ流レシピを5つ程、紹介してくれました。
ランチは、村のお肉屋さんご推薦の店へ
イタリアでは、「肉屋が紹介する店にまずい店はない」と言ったり言わなかったり。
コルレオーネ村のワインと共に、膨大なアンティパストからスタートです!
https://www.instagram.com/p/BdkaFOcn7CK/?taken-by=la_vacanza_italiana
パネッレやクロッケなどフリット各種も加えて、終わりが見えませんでしたが、手打ちパスタは別腹。
スペックとピスタチオのブジアーテ。
フェットチーネのノルマwithリコッタ・サラータ。
究極のモッチモチ加減。激ウマのパスタでした!
食後もご近所から集まった人たちと交流し、なんだかんだと丸め込まれるように、
最後のだめ押しでカンノーロを一人一つずつ…。うーん、シチリアマジック!
マフィア博物館でリアルなシチリアに触れてみる
そんなご近所の人たちの中には、マフィア博物館の館長さんも。もはや予約など関係なく連れて行かれました(シチリアのコネ社会も体験)。
こちら、マフィア博物館。
イタリア各地の小学校の遠足に組み入れられるなど、ジワジワと認知度を高めており、昨年の訪問者数は1万人以上だったそう。初年度の訪問者数は…なんと…3人!!!というから、凄まじい成長ぶりです。この日もイタリア人やスペイン人のグループが何組も訪れていました。
コルレオーネ村出身のガイドさん(写真上)の家は、最後の大ボス・プロヴェンツァーノの奥さんと子供が住んでいたマンションと同じ階にあるとか…。リアルな話過ぎます。
「シチリアの外に出れば、シチリア人=マフィアだと言われる事もありますが、
そのマフィアを撲滅しようと頑張ったのも、シチリア人であることを忘れないでほしい。」
ガイドさんの話に、誰もが涙しながら聞き入りました。毎回、訳しながら、私もついつい涙目になります^^;。
博物館の後に眺める内陸部の風景は、「映画みたい」な夢の世界ではなくシチリア近代の歴史に深く関わってきた現実の場所に変わります。あの看板の穴は銃弾かしら?この道をトト・リーナは通ったのかしら?さまざまな思いを胸に、一路パレルモへ。
道中、気分転換にドルチェの名店によりながら、濃厚な1日を無事終了することができました。ご参加ありがとうございました!
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「ニューシネマパラダイス」ロケ地訪問後パレルモ帰着のプランに変更も可能です。
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