シチリア西岸グルメ視察ツアー

03/27/2018

日本全国からメンバーが集まった”超絶グルメ”なグループの視察コーディネートをお手伝いをさせていただきました!

シチリアをぐるりとまわる旅で、パレルモ〜シチリア西側の”美味しいもの”を視察しながら…、イタリア人たちとの交流寿司パーティーも開催。

パワフルな2日間を現地からレポートします♪

現地リサーチから承ります!お気軽にご相談ください。
イタリア&シチリアの取材・視察コーディネート/通訳

スタートはパレルモ巨大市場から!目的は…食材調達?

日本からパレルモ空港に、夜中に到着した翌朝はさっそく市場です。まずは、巨大市場のひとつ「カーポ市場」を視察。

視察と言いながら、その目的は食材調達w。なぜなら翌日にイタリア人を招いて寿司パーティの予定があるから!

市場中の魚店を回り、おメガネに叶う魚介をチェック!

シャコ、タコ、イカ、エビ、アジ、サバ…などなどを爆買いし、もう一つの巨大市場バラッローへ移動です。

野菜やお土産も買いつつ、名物のストリートフード スティッギオーレも試食〜!夜中に到着した翌朝にも関わらず、朝からビール(笑)と共に…。

パレルモらしく元気にハイテンションで市場を荒らし…いや、楽しんだ後は、モンデッロでランチです♪

パレルモの名店バイバイブルースで日本人限定隠れメニュー

パレルモの名店ミシュラン一つ星のバイバイブルースでは、日本人の心と体に優しい量がうれしい日本人限定隠れメニューでパレルモの極上の食材を試食します。

まずは、名物のスフィンチョーネ・バイバイブルース風と、懐石風のエビのキッシュとカルチョーフィのカポナータから。

お皿ごとにワインを変えて、エトナのロゼと合わせ赤海老のタルタル。リコッタチーズとマグロのボッタルガマヨネーズを添えて。

プリモは、イカスミを練り込んだカバテッリを、エビとウニのムースで!魚介出汁が濃厚な地中海味。しみじみ美味しい逸品でした❤️。そしてプリモをもう一品!鴨のブジアーテです。

この時点ですでにワインが4本空いてます…@7名。セコンドは、スズキのスープ仕立てでしたが、写真を撮り忘れました…。

デザートは、レモンのグラニータお洒落カンノーロとカッサータ

バイバイブルースのオーナー直伝!リモンチェッロ作りレッスン?!

美味しく楽しく…酔っ払いランチ後、オーナーのトニーノさんにこの時期のシチリア家庭のマスト、リモンチェッロの作り方を教えていただきました!

アルコールに漬け込んだ有機レモンを、砂糖をたっぷり溶かしたお湯に加えて、じっくり熱して、フィルターにかける…(…だった気がします^^;)。

食後は、元気にこだわりスーパーマーケットを視察!

厳選食材が揃うスーパーやビオ・マーケット、グルテンフリー専門スーパーなどなどをまわり、”今のパレルモ食材事情”をリサーチしました♪

パレルモ巨大市場の魚介の下ごしらえから!

市場やこだわりスーパーマーケットで食材を入手後、日本からの超こだわり食材をMIXした日伊親睦・寿司パーティーを開催!日伊食文化交流もグルメ視察の一環です!

さて、カーポ市場で大量購入した魚たち。

まずは、サバはモツィア島の海塩で閉め、シャコは茹でる。

巨大タコは炭酸水から茹でて、アジをさばく!

今回のグループは、日本の古代小麦を栽培する方やこだわりスーパーチェーン経営者、食の学校の校長先生など、食の専門家!何もかもおまかせですw。

1万匹のイワシは手開きし、生しらすに混ざった海藻を除去。

日本の食材&道具も登場!お米はもちろん、なんと水まで!!!

日本からお持ちいただいた食材には、お米はもちろん、ななななんと!ゴハンを炊く用のお水まで!

水は命…大事なんですよね、水の硬度や味わい。

イタリア人が最も感動したのは、日本の包丁セットと包丁さばき

日本食材のほか、イタリア人たちを感動させたのは憧れの日本の包丁たち

記者会見かってくらい、バシバシ撮られていましたw。

そして、これらの憧れ包丁を使った見事な手さばき。いちいち「ソー・クール!」の歓声があがりました。動画も撮りまくりです。

実食!手巻き寿司と握り寿司で深まる日伊食文化交流

味噌で炒め煮したシラスや大根と炒めたゲソ、タコとイエローキウィの和え物などなど…次々できていくアンティパスト。

厳選の食いしん坊イタリア人8名を加えた総勢15名で、乾杯!から手巻きと握りで想像以上の大騒ぎw。さすがのイタリア人です。

ビーツを加えて炊いた真っ赤なめでたい寿司メシにシチリア食材を乗せ、幻の海苔に、2年半熟成の極上醤油でいただく手巻き寿司。

招待したイタリア人たちは、世界各地で和食経験があるせいか、海苔の美味しさや醤油の質をちゃんと理解してくれたようで、よかったです(無駄にならなくて)。

握り寿司のデモンストレーションで”握り寿司は握らない”を学ぶイタリア人たち。

生シラスの軍艦も登場して…美味しさはもちろん日本人の素晴らしさに、一堂感動しました。

イタリアのそば粉を使ってそば打ちチャレンジ!

最後は、なーんとそば打ち体験!

イタリア人たちも一緒にソバ生地をこね、「お〜タリアテッレ!」と盛り上がりました(たしかにその通りw)。


今回は、お客さまからの発案で実現した寿司パーティー

市場で食材購入から始まり、イタリア人と調理方法の違いを語り合い、大変興味深いものでした。とても楽しく有意義な一夜。ありがとうございました!

マルサラの塩田と”伝説のマルサラワイン”のワイナリーへ

この日は、シチリア西岸エリアの美味な生産者さんをめぐりました!

アフリカに近いシチリア西岸。地中海の風が吹くシチリア島最西端のマルサラへ!

到着した途端、青空になる強運ツアー遠征は、まずは伝統の塩づくりを見学。

そして、伝統のマルサラ造りをしている家族経営の自然派ワイナリーを訪問です。

ワイン造りはぶどうから。そして土づくりから。

「ブドウの木にストレスを与えないよう」徹底的に手作業で管理されるブドウの木々は、土の養分を考慮して周囲に多種の草花を植えています。気持ち良さそう…な木々たち。

オーナーファミリーのマルサラワイン造りにかける想いを存分に拝聴し、

製法の異なるワインと職人造りの伝説のマルサラワイン数種、そしてパッシートを試飲させていただきました。

ブログ de 裏話:イタリア統一が始まった1860年生まれのマルサラワイン、ハウマッチ?

最旬のカルチョーフィ農家訪問!畑視察と自家製ランチ

存分にマルサラを楽しく視察した後、さらに南下して…名産のカルチョーフィ・スピノージ・ディ・メンフィの農業組合長さんを訪問。

そして、3代に渡る農家ファミリーのお宅にて、自家製づくしのカルチョーフィ・ランチです。

カルチョーフィのカポナータ・パテ・酢漬けのほか、伝統的な製法で漬けた塩漬けオリーブ、作りたてのリコッタチーズ等々も!

手打ちパスタ✖️自家製トマトソースをプリモに、セコンドはカルチョーフィと採れたてそら豆のフリッタータと豚肉の炭火焼。

デザートには、オリーブの木の窯で焼いたマンマ手作りの”奇跡のブリチョラータ”です!新鮮リコッタクリームをたっぷり詰めたサクサク生地の伝統トルタ。全部まるっと食べられそうな美味しさです。

食後は、腹ごなしに農学博士でもあるイケメン息子と畑の視察。

栽培・収穫、シチリア農業事情などを解説いただきつつ、収穫体験もさせていただきました。

シチリア古代小麦ブーム立役者の小麦工場へ!

すっかりブームも定着し、イタリア国内外に飛び立っている古代小麦。そのブームを作った経営者がいる小麦工場にお邪魔しました。

小麦粉が精製される伝統の石臼とBIDI種の小麦。

遺伝子組み換えをしていない天然小麦は、グルテン不耐症でも食べることができる場合があります。

小麦話をたっぷりお伺いしてから、オーナー・フィリッポさんの案内で伝統の黒パンを作るパン工房さんへ。

主にトゥミニア種を使ったスローフード認定の黒パンです。

そうして、お腹いっぱい脳もパンパンの御一行さまは、パレルモに戻り、パジャマパーティーでリラックス。濃密なシチリア西岸の視察旅を締めくくったのでした。

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