イタリア・コロナ最終章!5月1日から規制全面解除へ!移行期間の4月中に残るプチ規制まとめ

いよいよエンデミックへ…最後のコロナ首相令

2022年3月31日をもって、イタリアのコロナ緊急事態宣言が解除されます。長い2年でしたが、ようやく終わりが見えてきました。

ドラギ首相の「昨年末から私たちが目指したのは社会性を取り戻し、日常へ戻ること。今、それを実行するタイミングに到達したと確信している」との言葉と共に、緊急事態解除後の「再開ロードマップ」が満場一致で議会通過。

また記者会見では「他者への思いやりや忍耐強さをもって協力したすべてのイタリア人に感謝したい。私たちは社会協調性があまりない国民性ながら、このパンデミックでは素晴らしかった。ブラヴィッシミだったことを誇りに思うべきでしょう」とまとめました。

コロナの最終首相令となるであろう(希)ルール変更最終版をご紹介します。欧州外からの旅行者もすでに自由。グリーンパスやマスク義務など、旅行者もぜひ知っておきたいところです。

重要 イタリア入国時・日本帰国時の空港での検疫ルール(2022年3月最新版)

5月1日からグリーンパス提示義務&閉所マスク義務解除!

職場やレストラン、ホテル、バールなどでのグリーンパス提示義務が、5月1日から解除になります。マスクは、現在、外マスク義務のみが解除され閉所マスクは義務。4月30日までは継続し、5月1日からすべての場所でマスクなしに!

旅行はすでに再開!国内外から多くの旅行客が飛行機や船でお楽しみ

移行期間の4月1日から30日までは、下記の通り。

レストランやバールのテラス席、およびホテル宿泊時のグリーンパス提示義務解除。ただし、屋内では、ベーシックもしくはスーパーの提示義務継続。

公共交通機関でのグリーンパス提示義務解除。ただし、マスク義務は継続。

50歳以上の職場でのスーパーグリーンパス義務の解で、グリーンパスベーシックのみ適用。
つまりワクチン接種または罹患済みでのみ発行されるスーパーから検査陰性証明でも取得可能なベーシックにレベルダウンします。

屋外スポーツスタジアムでの入場制限解除。ただし、グリーンパスベーシックの提示は必要。

濃厚接触者の隔離義務の撤廃

濃厚接触者の隔離期間は、現在、ワクチン接種済みの場合はすでにゼロ日(ただしFFP2マスク義務10日間)で、ワクチン未接種者のみ10日間でしたが、4月1日からはワクチン接種・未接種によらずいずれもゼロ日となります。ただし、自己観察期間として注意深く検査等を行う必要があります。

学校では感染者のみがオンライン授業に

学校でのマスク義務(不織布の外科用マスク)は継続。オンライン授業への参加は、感染した生徒のみとなります。また、先生のワクチン接種義務は規定通り6月15日まで継続です。

病院と老人ホームはスーパーグリーンパス必須

病院と老人ホームへのアクセスは、2022年末までスーパーグリーンパスの提示義務が継続されます。

また緊急事態ではなくなるため、臨時的に起動していたCTS(科学技術委員会)とイタリア市民局の担当部署が解除され、その機能は段階的にイタリア保健省内に移管されます。そして、2020年秋から導入されていた全国州別色分けシステムも終了

画期的なアイデアでした。また、大変お世話になりました。もはや…懐かしいです。

オミクロン株による第4波は、収まっている状況ではありますが、ここ数日でわずかに微増傾向に戻っています。このタイミングでの全面規制緩和・解除に向かいますが、この先、大きな波が来るのか来ないのか…。もしまた大きな波となりそうであれば、きっと再宣言&規制強化もあるかもしれません。この2年間で得た検知を活用した、新たな規制になるはず。

いずれにしても、開放へ向けて最後の扉に手をかけた感じ!とりあえず、アウグーリです!

参考:Covid, ok Cdm a decreto riaperture. Dall'1 maggio addio al Green Pass: le misure

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