イタリアへの入国時の検疫撤廃から3ヶ月…最後に残されていたグリーンパスの提示義務が6月1日から撤廃されました。
観光目的を含むすべての旅行者が、以前と同様にイタリアへの入国が可能になります。
6月1日からは、イタリア入国時もグリーンパス義務なしに
イタリアのコロナ禍において、有効に利用されてきたグリーンパス。
昨年夏からスタート以来、基本のグリーンパス、スーパーグリーンパス、メガグリーンパスなど強度別のバリエーションも誕生した上、感染状況によって提示義務エリアの追加や削減、陰性証明やワクチン接種有効期間の短縮などなどなど…さまざまな、本当にさまざまな変貌を遂げてきたグリーンパスですが(規制の更新を覚えるだけでも大変でした!)、6月1日からは、イタリア入国時の掲示義務も撤廃されます。
”Passenger Locator Form(Plf)”も廃止になり、最後に残っていたグリーンパス提示義務も廃止となり、つまり、今後はイタリアへの入国は以前のように戻るわけです。
すでに盛り返している観光業界ですが、これから本格的なバカンスシーズンのスタート。さらなる回復が期待されています。
イタリアから日本への入国は?
2022年6月1日以降も、イタリア出発前72時間以内に受けたPCR検査の厚生労働省所定の有効な証明書の提出が必要です。(外国籍の場合は、留学、商用・就労、家族滞在のビザ発給再開ですが、観光目的では入国不可)。またイタリアは青区分となるため、ワクチン証明書の提示の必要および空港到着時の検査、検疫はなく、日本の到着空港から自宅までは、公共交通機関の利用が可能です。
▶︎詳しくは、こちら>>>厚労省水際対策(28)
閉所でのマスク義務も6月15日まで
今は、外でのマスク義務はすでに廃止されていますが、屋内の一部(映画館、劇場、公共交通機関など)では着用義務が継続しています。
が、それも6月15日まで。現在のところ延長される予定はない見込みです。
ただし、今後も少なくとも高速列車や飛行機などの長距離移動、および病院や老人ホームなどでは着用義務は残される可能性があります。
また、6月15日以降も中学と高校の最終学年試験時にはマスク着用義務は継続ですが、9月の新学期からは、マスクなしで開始できるよう検討が進められています。
一昨年、昨年と”再開の夏”はありましたが、3回目の正直。2022年夏は…今度こそ本物の再開の夏でありますように!