3日目 シチリア流スローライフで癒される
シチリア島西岸パレルモやマルサーラで、ワイナリーや塩田、内陸部で映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地、コルレオーネ村の本物のマフィア資料館、そして洗練された最新パレルモ料理を堪能したら、旅の後半は、シチリア東岸に移動です!
と言っても、シチリア島は広い。東岸へ向かう途中、シチリア島のど真ん中の田園に立ち寄りました♪
初夏の花々香るシチリア内陸部の田園
ザガラ(柑橘の花)やジネストラなど、初夏の花々が芳しい香りを放ちまくる豊かな田園。空気を吸って吐くだけでも癒されそうな、豊かな緑あふれる田園に暮らす農家さんを訪ねます。
2018年のシチリア食い倒れツアーでもお世話になったラブリーでハッピーな農家さん。ここで、珠玉のスローライフをプチ体験して、自家製づくしのランチをいただきます!
シチリアの旬野菜”テネルーミ”を収穫&手打ちパスタ作り
テネルーミは、ズッキーネ・ルンゲ(1〜2mにもなるシチリアの長いズッキーニ)の葉っぱの部分。シチリアでは、初夏の訪れを告げる野菜です。
収穫したテネルーミは、パスタの具に。手打ちパスタと一緒に大鍋で、グツグツ煮ます。しかも、薪で!
小麦から自家製!古代小麦のクンツァートやブルスケッタ
「砂糖やコーヒー以外は、なんでも作る」という農家さんでは、カルチョーフィやペペローニの酢漬け、ドライトマトはもちろん、小麦粉まで自家製です。
自家製古代小麦のパンに、自家製ペースト各種、ドライトマトペーストやリコッタチーズ+レモン入りアーモンドペーストなどなどのブルスケッタ、パーネ・クンツァート(シチリア語で”具入りパン”)、そしてグリとグラ風の大鍋で似たテネルーミのパスタ♪
ホッコリ優しい味で、スルリと胃腸に収まるスローフードの料理たち。炭火焼サルシッチャを経由して、自家製アーモンドのシチリア菓子も堪能…。
すっかりリフレッシュして、心も胃腸も満足したら、お土産に摘みたてのレモンをいただき、再びバスの人。
いざ東へ!のその前に…知る人ぞ知るアウトレットへ
果てしなく続きそうな田舎道を延々走れば、ポツンと現れたまさかの…
アウトレット〜w!
グッチ、プラダ、トッズ、アルマーニ…有名イタリアブランド店はもちろん、ジミー・チュー、ティンバーランド、ラルフ・ローレン、ヴィレロイ&ボッホ…そして、プーマ、アディダス、ナイキなどスポーツ系もぎっしり。
130以上ものブランドが勢揃いする意外と充実したアウトレット・ヴィレッジで、心ゆくまで爆買し、大量の荷物と満足気な日本人を乗せて、お待ちかねのタオルミーナに到着〜!
3日目夜は 東岸の人気リゾート地タオルミーナで魚介料理
シチリアを代表するリゾート、タオルミーナの旧市街に位置するホテルにチェックIN。早速、夕食です(食べてばっかりですね・笑)。
居心地の良いリストランテでマンジャ地獄
「お疲れさま〜」はシチリアのクラフトビールで!
シチリア家庭料理代表のカポナーナ、魚介のフリットやズッパ・ディ・コッツェなどなど…延々出てくるアンティパスト。すでにマンジャ地獄(シチリアの「マンジャマンジャ(食べろ食べろ)」のプレッシャー地獄)の様相を呈していたので、プリモを飛ばしてセコンドへ。
楽しく美味しい店を出た後は、夜のタオルミーナ をお散歩がてらに夜景撮影下手くそ選手権。さらに飲みに行くチームとホテル直帰チームに別れて、無事3日の夜は終了しました。
4日目 予定を変更してタオルミーナでプチバカンス
最終日の朝は、エトナ山を眺めて朝食です。
予定では、午前中にタオルミーナ を出発し、陶器の街やチェファルーなどを訪問しつつパレルモに向かう予定でしたが!「やっぱりタオルミーナにギリギリまでいたい」というご希望多数で、急遽、予定変更。
ギリギリ夕方までタオルミーナ滞在となりました。
海は美しいわ、町はかわいいわ。どこを見ても絶景だわ。で、タオルミーナはやっぱり素敵。出来るだけ長く滞在したくなるのもわかります!
海はまだ少し冷たくて、泳ぐのは厳しかったですが、”青の洞窟”クルーズをしたり、旧市街でお買い物を楽しんだり。ギリギリまでプチバカンス気分を味わってから、夕方、西岸パレルモに向かいました。
絶景が続くシチリア内陸部は、車窓も見どころ!
東岸から西岸へは、再び内陸部を突っ切っていきますよ!
うねるように続く丘陵地帯に差し掛かれば、緑色の海のような小麦畑。この時期ならではの赤い絨毯、”スッラ”の花畑も見ることができました。
思いのほか巨大なシチリア島は、移動に時間もかかりますが、車窓もまた見どころのひとつ。
オリーブ、レモン、オレンジ、ブドウ、小麦、放牧される牛や羊。冬から春は新緑と色とりどりの野花、夏は灼熱の太陽に焼かれ荒涼とした風景が広がります。
寝てしまうケースが多いかもしれませんが、一度は見ておきたい壮大な風景ですね。
最後の晩餐はパレルモでお洒落なエノテカで
…そしてパレルモで最後の乾杯。
そうして、翌日はパレルモからナポリ、ローマ、パリなどなど…行き先はそれぞれ。弾丸でしたが濃厚なシチリアツアーをご一緒させていただきまして、ありがとうございました!
おしまい♪