4日目AM 霧の中でオリーブ収穫とお米名産地で極上リゾット
霧に包まれた幻想的なオリーブ畑で収穫体験
食い倒れツアーの名物企画はオリーブ収穫。オリーブの産地であるシチリアで経験したアレ(収穫&搾りたてオリーブオイル試食)をやろうにも、ピエモンテではなかなか難しいのが現状でしたが、見つけちゃいました♪ピエモンテのオリーブ畑。
オリーブ栽培に適さない土地で試行錯誤
ピエモンテは霧が多く、オリーブの栽培には適していないお土地柄。霧に煙るツインピークス感あふれるオリーブ畑…という珍しい情景を目にすることができました。
「代々ぶどう畑にしていた広大な土地を潰して、先代が売りに出そうとしたんだけど、だったら自分が大好きなオリーブの木々を植えてみたい!」と一念発起したバレンティーノさん。
ピエモンテでオリーブ栽培なんて、酔狂な!と言われたけれど、トリノ大学とコラボして、研究と実験を重ね、最高のオリーブオイルができるまでにしたのだそうです。
いろいろなチャレンジをする人が、イタリアにもたくさんいますね。
猛暑の影響で今年の収穫はほぼ終わっていましたが、私たちの収穫体験用に実を残しておいてくれました。
収穫体験後は、オリーブオイルの精製工房へ。
今年も堪能♪初物オリーブオイル!
フィルターを通す前の生々しいオリーブオイル!
2016年もの3種類と今年の”ノヴェッロ”2種類を試飲させていただきました❤。
優しいピエモンテのパンによく合う繊細だけど、ピリピリと喉を刺激する静かなパンチが効いたエレガントなオイルでした。
発売前のノンフィルターのノヴェッロを瓶詰めにしていただき、”思い出の品”としてもたせていただき、次の目的地へ向かいました!
ポー川流域は、お米の産地!名産米リゾットで胃腸ほっこり
食い倒れ号は、これでもかっ!ってくらいの平地をひた走る。いわゆる北イタリア名物のピアヌ〜ラ(平野)です。
そんなお米の名産地で、ランチはお米をいただきますよ!”ひと粒で300m”みたいなポスターを貼ったお米生産者さん直営のリストランテで!
アルデンテだけど、パラパラせずにモッチリまとまり、本当に出来栄えの見事なリゾットでした。
小麦が続く中、久々にお米を食べると「体への吸収感が違う!」と皆さん、しみじみ。それは、長い海外在住者のあるある体験でもあります。
疑似体験も兼ねて、美味しく楽しくいただいた後は、直販のお米やお米素材の美味しいものコーナーでお土産を買い、次なる場所へ…。それは、お菓子の街!
4日目PM お菓子の街で活躍する日本人ショコラティエ
ピエモンテの小さな町カザーレ・モンフェッラート
水田が広がるポー川周辺から、モンフェッラート地区の小さな街カザーレ・モンフェッラートに入りました。
昭和っぽいレトロな地元の人気店で、銘菓クルミーリ!
カザーレ・モンフェッラートは、ピエモンテで愛される銘菓の発祥の地。
これです、クルミーリ!
54本じゃ、ぜんぜん足りないw!
バラ売りでも買えますが、お土産に最適な箱売りは54本入りから…と、巨大サイズ。次のサイズは100本です。もう少し数の少ない箱はないのかな?と思わなくもなかったですが、食べて納得。
原材料は、バター・砂糖・小麦粉・卵・自然香料のみ。お家で作ったようなバターたっぷり素朴な味わいで、後味すっきり。サクサクと食べだしたら止まらない。カッパえびせん状態に陥るクッキー!
名店はいくつかありますが、カザーレ・モンフェッラートの中心地から少し離れた住宅地の中に佇むこちらのお店は、奥に工房も備えた家族経営の店。店内の雰囲気も昭和っぽく、並ぶお菓子も素朴で…昭和っぽい。
これとそれと、あっちのアレとソレも。などと言うと、ガサガサーっと白い紙袋にブチ込んでくれます。
クリームがあちこちつくのなぞ、気にしない。やっぱりおおらかな昭和っぽいw。
知る人ぞ知る!日本人ショコラティエの店
この町では、もう一つ、数々の受賞歴を誇る日本人ショコラティエ、サイムラさんのお店を尋ねなければ!
イタリアで店舗を構えて運営していくだけでも大変なことなのに、その上、業界が認める味作りと作品作りで数々の賞も受賞。お忙しくご活躍中のところを長々とお邪魔させていただきました(感謝)!
ヘーゼルナッツの香ばしさと、ネットリといつまでも口の中に残らないサラサラ感。噂通りの絶品でした❤。