4日目AM:シチリア伝統マヨリカ陶器と絶品!幻の黒豚
マヨリカ陶器作りを見学&お買いもの♪
夜中、大雨が降りましたが翌朝は晴天。概ね”ついてる”人たちのツアーは、陽気に楽しくチェファルー観光を楽しんでから、シチリア名物のマヨリカ焼き陶器の町へ出発です。
海沿いの小さな町サント・ステファノ・ディ・カマストラ。
巨大な焼き窯や絵付け職人さんなど、工房を見学させていただいたら…、
もちろん、お買いもの♪ですよね〜。
大量に陶器を購入し、満足したところで、ベンチや灰皿にもマヨリカ焼きタイルがあしらわれた可愛らしい町を散策しました。
水平線の向こうに、世界遺産のエオリア諸島の島群を望む展望台で集合写真を撮り、向かうは、お待ちかねのランチです!
幻の黒豚と謳われる、エトナ山ネブロディ山脈の黒豚を目指して、再出発!
幻の黒豚をとことん味わい尽くす至高のランチ!
シチリアの知られざるブランド豚「ネブロディ山脈の黒豚」。イベリコ豚の祖先とも言われる黒豚ちゃんを楽しみに、エトナ山麓を走り到着した店で、皆さま大興奮!
オーナーのボッレッロさんが、ほほえみながら肉を叩く。それは・・・、
私たちの黒豚です!キャー!と歓声に包まれながら、テーブルに着くと、早速、黒豚のタタキを出してくれました。
初の生豚肉の感想は、「トロみたい…」。
そんな声が、あちこちから漏れ聞こえてきた生の豚肉。酸味の効いたトマトソースとの相性も抜群で、衝撃的に美味でした…。
興奮冷めやらぬまま、次々登場するアンティパストの嵐。
デリケートながら味わいは、濃厚な黒豚は、繊細そうなのに濃いめのイケメン、ディーン・フジオカのようです。
そんな黒豚のほか、エトナ山のキノコ、さまざまなチーズ。シチリアの山の恵みを濃縮した数々のアンティパストは終わりません。
しかし、皆さんのお皿は、見事に空っぽ。どうでしょう、たった2日のシチリア体験が、皆さんの胃袋を強靭なものに変えたのかも知れません。これが、シチリアマジック!
意気揚々とプリモを平らげたら、次はセコンド。
これら、ほぼ全てを完食した日本人たちに、同行のパレルモ人運転手のジジさんがたいそう驚いておりました。「日本人ってあまり食べないのかと思ったよー。スゴイすぎる…」と。
自家製ヘーゼルナッツチェッロで締めくくり、併設ショップでお土産をたっぷり購入し、スキップでバスへ向かうと…、
運転手さんが「消化にいいよ!」とマルサラ酒を振る舞ってくれましたw。
仲良きことは、美しきかな。仲間も増えて、旅はますます楽しくなって行きます!
4日目PM:エトナ山麓の歴史あるワイナリーで、食べて泊まる
シチリア東岸へ!エトナ山へGO
世界遺産エトナ山麓、ネブロディ山脈からエトナ山本体を登っていきます。
雄大な山の景色を眺める山道を走りながら、運転手のジジさんがオモムロにBGMのボリュームを上げると、それは、ゴッドファーザ~。続いて、ニューシネマ・パラダイス。
「シチリア映画のサントラ?」と聞けば、「俺のスマホ」。
シチリアの旅を盛り上げる、シチリアン・ミュージックをラインナップしているのかと思いきや、ヴォラーレやオー・ソレ・ミーオ(ナポリ民謡)も。知ってる曲を合唱ですw。
空は曇っているけど、バスの中は明るい。歌いながら、ひた走
歴史あるエトナ山のワイナリーを見学&試飲!
オリーブ畑が広がるワイナリー。1800年代の重厚な建物内にホテル施設を備えています。
オーナーのご家族が、代々所有していたブドウ畑とワイナリー。第二次世界大戦の頃、軍用病院として接収されていたという建物内には、収穫したブドウを足で踏み搾ったモストの桶や、樽につながる床に掘った溝など、かつてのワイン造りの機能がほぼ完全な状態で残されています。
「母なる山、エトナがもたらしてくれる恵みを利用して、先祖たちが築いた素晴らしい文化を廃れさせるのは、惜しい」と大切に保管されているわけです。
熱く語るオーナー兄弟の想いにあふれたワイナリー。感動しやすいO型多めの軍団は、また涙目になりながら、テイスティングです・笑。
エトナ山の山草のブルスケッタや、リコッタ×ブロンテ産ピスタチオ、自家製ドライトマトのペーストなど…をつまみつつ、ノッチェッラーラ・エトネア種のオリーブオイルも試食。
神妙に味わっていたけど、だんだん…ワイン飲み放題に。
壮大なランチの後のお夕食。軽めに済ます予定でしたが、あれこれ頼んで居酒屋状態になりました。なぜか運転手さんもしっかり混ざり、プチ国際交流なエトナの夜が更けていったのでありました。
さあ、いよいよ最終日。美しいワイナリーの風景と共に目覚めた後は、最終目的地タオルミーナ へ!