3日目AM:オリーブ収穫体験&搾り立てのオイルに感動!
頭上から降るオリーブ!たわわな実を浴びて
2日目は、パレルモを離れ、シチリア西岸のオリーブ名産地ベリチェ渓谷界隈へ。
雄大なシチリア内陸部の風景を眺めながら、バスの中では、自己紹介タイム。ご参加への思いなどをそれぞれが熱く語って下さり、目的地に到着。
まず、オリーブ収穫にご協力してくれるパレルモ大学農学の先生と待ち合わせるため、バールで腹ごしらえです(朝食は食べたはずw!)
そして、向かった畑は…地中海を望む絶景エリア!オリーブ収穫を指導してくれるチーム・オリーブの皆さんの自己紹介&教授のライトwなオリーブ講義を聞いて…、
いざ、収穫たいけーん!
シチリアの陽光に照らされ、ジワジワ楽しくなってきます!それぞれがそれぞれに楽しむオリーブ収穫♪
高いところは、ブルブルするマシーンも使ってね!
雨のように降り注ぐオリーブの実に、豊かなシチリアの実りの秋を実感です。
オリーブ搾油場フラントイオで、搾り立てをいただく!
フラントイオへ移動して、オリーブの実からオイルができる工程を見学します。
洗われて、粉砕されてモミモミされて…そして、オイルが出てきた!
爽やかな香りがあたり一面に広がります。出てきたところをキャッチして、焼きたてパンに直掛け~!
シチリア流のパニーノ「クンツァーテ」も体験し、それでなくても美味しい焼き立てパンのシンプルパニーノも作っていただきました。
地中海の太陽と潮風を浴びて、シチリアの大地の恵みをダイレクトに。すでに幸せで美味しいひと時ですが、まだまだ午前中。これから、農家さんへ向かいます!
3日目PM:農家さんで本物の手打ちパスタとスローライフを体験
シチリアマンマたちに手打ちパスタを教えてもおう!
ブドウ畑やオリーブ畑の真ん中に佇む農家さんで、シチリアのマンマたちにパスタ作りを教えていただきました。
大人数の日本人がやってくる…と、マンマ代表マルゲリータさんは、ここ数日緊張しまくっていましたが…パスタ作りが始れば、そこはもう、いつもの私のキッチンです♪
1人ずつ粉の山。捏ねて、延ばして…そして、切る!で、ほぐすw。マシーンを使わない昔ながらのタリアテッレを作ります。
「箱入り乾燥パスタを使うようになったのは、ここ30年くらいのこと。昔は毎日手作りしてたのよ〜」と、マンマたちのおしゃべりを聞きながら、せっせと作業は続きます。
切った後は、天日干し!地中海の太陽で乾燥させます。
レッスンは、まだまだ続く。タリアテッレの後は、手作りマカロニとカンノーロ作りも体験です。
小麦粉にまみれていると、農場から、お父さんが帰ってきました!熟れたザクロを持って。
これがシチリア!農家さんで味わう大地の味、家族の愛
さあ、パパが帰ってきたらランチ!シチリアの”日曜日のランチ”が始まります。
自家製ドライトマト、自家製オリーブ漬け、自家製オリーブのパテ、自家製…だらけのアンティパスト。ワインを飲みながら、手作りしたパスタが茹るのを待ちます。
マンマたちは食べながらも、忙しくキッチンで料理を続ける…昭和の時代の日本のようですが、息子たちがしっかりお手伝いしていました。
パスタ1品目は、自家製マッケローニ(マカロニ)に自家製トマトソース&自家栽培ナスのフリット乗せ。近所の農家さんが作ったリコッタ・サラータをかけていただきます。
パスタ2品目は、自家製タリアテッレに自家栽培のカルチョーフィのペースト&パンチェッタ。これがまた絶品!
服のサイズのことを気にしなくてもよかったら、250gくらいは食べられたでしょう!
当然の如く、シチリア伝統の「マンジャ地獄(※)」体験もありつつ、
※マンジャ地獄 マンジャ=食べろ 食べろ食べろとものすごい盛られるシチリア伝統のテーブル儀式・笑。
ご家族とイタリア語会話を試みたり、皿洗いを手伝ってみたり、昼から赤ワイン飲みまくり。たっぷり交流を楽しみました。
マンマたち特製の手作りシチリア菓子
そうして、消化というより満腹中枢が黄色信号を出した頃、マンマたち手作りのシチリアンドルチェが登場です!
別腹には、限度がないのか。美味しすぎて、すっかり食べられてしまうシチリアの不思議も体験です。
ランチ、所要時間4時間w。本当のシチリアの田舎の暮らしともてなしに、心もお腹もいっぱいになりました。
天日干しした乾燥パスタを袋詰めにしていただき、ご一家と涙目でお別れしたら…向かうは、チーズ工房w。食への欲望は、尽きません。
羊の乳を手絞りで作る伝統製法のチーズ工房へ
イタリアで数々の賞を受賞する家族経営のチーズ屋さんです。
ここのチーズは、シンプルで「正直」な味がする。一同感動して、極上チーズをそれぞれ購入。
ふと気づくと、交流ぐせ?がついたのか、皆さん、ありとあらゆる生き物と交流を始めていました。
通りかかったのは、車でもなく、バイクでもなく、自転車でもなく、馬w。
「お父さん、ちょっと買い物行ってくるよ」
「今日は歩き?車?それとも・・・馬?」
そんな会話が聞こえてきそうな南西部の田舎エリアでの長い1日を終え、一路、チェファルーへ向かいました。