INDEX:シチリアオリーブツアー2016 ツアレポまとめ
オリーブ収穫&搾り立てオイルを体験したご一行さまは、再びバスに乗り、ブドウやオリーブの畑の中にある農家さんへ向かいました。
マンマたちに習う本物の手打ちパスタ!
ここでは!シチリアのマンマたちにパスタ作りを教えていただきます!大人数の日本人団体を初めて迎えるにあたり、代表マンマ、マルゲリータさんはここ数日緊張しまくっていましたが、パスタ作りが始れば、もうそこは、いつもの私のキッチン。
1人ずつ粉の山を作っていただき、捏ね、そして手延べして・・・
切る!そして、ほぐす!
マシーンを使わないタリアテッレです。
「箱入り乾燥パスタを使うようになったのは、ここ30年くらいのこと。昔は毎日手作りしてたのよ」というマンマたちの話を聞きながら、せっせと作業は続きます。
切った後は、天日干し。
天日干し完了した人から、手作りマカロニにも挑戦です。細い金具を生地に押し付け、クルリとさせて抜く。マカロニも一つ一つ手作りとは、本当に恐れ入りますね。パスタ作って50年越えのマンマたちの早さには、誰も追いつけません!
ひと通りパスタ作りを体験した後は、シチリア名物の伝統菓子、カンノーロの生地づくりを見学。こちらもひとつひとつをこんな金型に巻いて、揚げて作りますよ。
そうしているうち、お父さんが熟れたザクロを持って農作業から帰ってきました!たくましい腕!これが、大地で働く男の腕!
シチリア流!スローフード尽くしの長~いランチ
お父さんの帰りを待ち、セッティングされたテーブル。シチリアらしい”日曜日のランチ”の光景です。
自家製ドライトマト、自家製オリーブの塩水漬け、自家製オリーブのパテ、自家製…だらけのアンティパストで乾杯し、やいのやいのパスタが茹るのを待ちました。
パスタ1品目は、自家製マッケローニ(マカロニ)に自家製トマトソース&自家栽培ナスのフリット乗せ。要するに「ノルマ」ですが、味が優しくてたまりません。近所の農家さんが作ったリコッタ・サラータをかけていただきます。
パスタ2品目は、自家製タリアテッレに自家栽培のカルチョーフィのペースト&パンチェッタ。これがまた絶品!麺はシコシコ、パンチの効いたソースとガッツリ相性が良く、服のサイズのことを気にしなくてもよかったら250gくらいイケるでしょう!
当然の如く、シチリア伝統の「マンジャ地獄(※)」体験もありつつも、
※マンジャ地獄 マンジャ=食べろ 食べろ食べろとものすごい盛られるシチリア伝統のテーブル儀式・笑。
お父さんとなんとかイタリア語会話を試みたり(お父さんはシチリア弁なのでどっちにしても難しい)、皿洗いを手伝ってみたり、昼から赤ワイン飲みまくったり!それぞれ自由に交流を楽しみました。
[flexbox alignh="center"]
[flexitem margin=5]
[/flexitem]
[flexitem margin=5]
[/flexitem]
[flexitem margin=5]
[/flexitem]
[/flexbox]
そうして、消化というより満腹中枢が黄色信号を出した頃に、マンマたち手作りのシチリアンドルチェ登場!
手作りのカンノーリに、マンマ特製ブリチョラータ。
別腹にも限度があるとはいえ、食べられてしまうのは美味しいから。
お腹いっぱい幸せいっぱい。天日干しした乾燥パスタを袋詰めにしていただき、写真などを撮りつつ涙目でファミリーの皆さんとお別れ。ランチ…4時間。本当のシチリアの田舎の暮らしをどっぷり体験していただきました!
そして…「チーズ買いたい!」のリクエストに応え、イタリアで数々の賞をとっている家族経営のチーズ工房へ寄ってみることに。
ちょうど羊たちの乳搾りをしてるところでした!
手塩にかけて育てている羊たちの乳を手搾りし、昔ながらの伝統製法で作るチーズは、シンプルで「正直」な味がします。工房直売り極上チーズをそれぞれ購入し、ニャンコたちとも交流し、通りかかった近所の人とも交流。
[flexbox alignh="center"]
[flexitem margin=5]
[/flexitem]
[flexitem margin=5]
[/flexitem]
[/flexbox]
車でもなく、バイクでもなく、自転車でもなく、馬で通りかかる近所の人。大事な足なのです!!!
「お父さん、ちょっと買い物行ってくるよ」
「今日は歩き?車?それとも・・・馬?」
そんな会話が聞こえてきそうな南西部の田舎エリアを後にし、ご一行さまは一路、チェファルーへ向かうのでした。
続く。