いよいよ3日は、メインイベントのオリーブ摘み体験!
昨今、オリーブオイルの人気も高まり、新オイルの「ノヴェッロ」も日本で手に入るようになりましたが、まだ、「摘んだことある」人はなかなかいないかもしれません。
しかもお邪魔したオリーブ畑は、日本人未踏の地。希少感高まります!
日本人を知らないシチリアの奥地へ!
早朝のパレルモを出発した専用バスは、約2時間のコースで、シチリアの内陸部に到着。生産者さんとサービスエリアで待ち合わせをしました。
やや標高の高いエリアでは、シチリアも紅葉が始まってます。
待ち合わせは大型バール。美味しそうなお菓子が並んでいます。シチリア伝統菓子は、羊のリコッタチーズを使ったものが多いため、得てして、羊が放牧される内陸部のお菓子は美味しい…健康な乳は美味しい。っちゅーことで。
カッサータ・シチリアーナ。
ピスタチオの自然の緑色がいかにも美味しそう。
例に漏れることなく、地元産チーズをお買い物したり、バールでコーヒーを飲んだり、お菓子食べたりw。待ち合わせの割にはずいぶん長いこと滞在したのち、いよいよオリーブ畑へ向かいました。
車でガタゴト山道を走り、
オリーブ畑の只中へ・・・。
車を降りて、ちょいと坂道を登ったら、
こーんな風景が広がっていました。
ザッツ・内陸部。
海が見えないシチリアもあるのです。それもまた壮大で美しい~!
日本人を知らないシチリア人×シチリア初めての日本人
オリーブ摘みで美しき交流を!
目的のオリーブの木の下へ行けば、畑のオーナー夫妻は、収穫真っ最中。
グリとグラ?
生産者代表、ジュゼッペさんに、手摘みの方法を教わります。
「さくらんぼじゃないんだから、一粒一粒摘まないように!」
などと、いちいち口を挟みつつも、なんだか照れて、皆さんに近づけない元市長(なぜか元市長も参加の運びに)。
「こーやるのよ、こー。乳搾りの要領よ!」
畑のオーナーの娘さんマリアンナさん。たくまし次世代が育っているようで、何よりです。
家族経営の畑で、家族に混ざって、オリーブを摘む日本人。。。
シチリア人に初めて会う日本人と、
日本人を初めて会うシチリア人。
オリーブを初めて摘む日本人と、
オリーブの摘み方を知らないなんて!と驚くシチリア人。
(知ってるかっつーの普通…)
なんかもんのすごい初めてが交わる素敵な交流となりました♡。
オーナーご夫妻の健康的な笑顔にも癒されました!
太陽と自分たちの手で作る土と作物、そんなものでできてる笑顔デス。
搾り立てのオイルの色と香りに悩殺!
そうして、親切な農家の皆さんとお別れし、摘みたてオリーブと共に、オリーブ搾油場「フラントイオ」へ。運ばれたオリーブは、
枝や葉を分別し、
洗われて、
粉砕し、もまれて搾られます。
最初の一滴が出てくる間の待ち時間…ここでもやっぱり「日本人初めて!」な地元のおっちゃんたちと、必要以上の交流がありました。
女子に囲まれてウレシそうなおっちゃんw。
手を握る必要はあるのかっ?!
などという小さな突っ込みをしつつ待つこと20分。
お待ちかねのオリーブオイルが出てきました!!!!
みーどーりーいーろー!!!!わーお♪
ざんざか出てくる新オイルを直接コップでくみ取って、
焼き立てパンにかけて、
いただく!なんという贅沢でしょう♡。
おっちゃんたちより人気爆発したフラントイオのおばあちゃん↑。
ランチは、田舎のアグリで郷土料理!
胸がいっぱいになったところで、さらに田舎のアグリツーリズモでランチです。
朝に絞ったばかりの羊の乳で作ったリコッタや、地元産のサラミやオリーブ、カポナータやら何やらと、リコッタを挟んだ焼き立てホカッチャ!
こういう素朴なのが美味しいですね!
地元産の赤ワインも飲んで、もうお腹いっぱい!になったところで、プリモ登場です。←これが、シチリアというもの…。
カルチョーフィのマルタリアーティと、ラグーを絡めたカヴァテッリという、ダメ押しのプリモ2品の後に、
さーらーに、肉責め!! うそ~んw!
豚・牛・羊・サルシッチャの炭火焼きに加えて、怪しさ満点、シチリア西岸名物スティッギオーレ~(羊の腸をぐるぐる巻きにしたもの)!
前にかがめないくらいお腹いっぱいになりながらも、「珍しい」ってことで食べてみるご一行さま。
食いしん坊過ぎで心強いこと、この上ありませんでした。
やや斜め上を向きつつ、次の地へ!
3日目後半は、美食のエノツーリズモ、フォレステリアへ!