クリスマス、死者の日や各聖人のお祭り…。何かとキリスト教の行事が多いイタリアですが、その時々に食べる伝統菓子があり、今もその習慣がしっかりと残されています。
今回は、イースター(復活祭/イタリア語でパスクアPasqua)のお菓子をご紹介!
参考イタリアの復活祭とは…
復活祭の伝統菓子といえば…まずは卵チョコ
復活祭といえば、まずは何はともあれ、イースターエッグ(イタリア語はUova di Pasqua)ですよね!
復活をイメージした卵を模したチョコレート菓子。ラッピングも可愛く、お菓子屋さんに並びます。
小さなものから大きなもの、老舗お菓子屋さんからメーカー品、ひと工夫を凝らしたデコラティブな卵チョコから定番シンプルチョコまで…。
ありとあらゆる卵チョコが見つかります。
イタリアでは、”コロンバ”も復活祭の伝統菓子
イタリアでは、コロンバも定番中の定番の伝統菓子のひとつです。
サクサクしたメレンゲに覆われたふわふわのスポンジ生地に、アーモンドやピスタチオやレーズンなどのドライフルーツ類がアクセント。素朴で飽きない味わいが特徴です。
▼食べにくさも似ている…。
甘くて優しい素朴な味わいのコロンバは、イースター時期の朝食や、もちろん当日のデザートに。買ったりもらったりあげたり…イースター時期には「なんだか」家にあるものなのでw、やはりパネトーネ同様、(好き嫌いに関わらず)しばしば食べることになります。
シチリアでは、卵を巻き込んだ菓子パンやマジパン子羊も!
また、シチリアでは卵を巻き込んだお菓子パンも、復活祭ならでは。
殻をむいたゆで卵の方が良いのでは?と思わなくもないですが、伝統なので仕方ありません。むきながら食べるという面倒臭さも含めて、受け継がれていくものなのです(ホントw?)
そして…シチリアのお菓子屋さんでは、卵チョコ、コロンバと…この子羊も欠かせません。
ナポリのパスティエラ・ナポレターナ、エミリア・ロマーニャの トルタ・タリオリーナなどなど。各地に特色のあるパスクアのお菓子があります。それもまた、イタリアの魅力ですね!
▼パスティエラ・ナポレターナを作ってみた!
復活祭時期にイタリアに来たら、ぜひ各地の伝統菓子をお試しください♪