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ゴッドファーザーのコルレオーネ村へ! PartⅡ
さて、パレルモからドキドキしながらコルレオーネ村に到着後、車を降りて旧市街を歩いてみました! シチリア・コルレオーネ村の今は?旧市街を歩いてみる シチリアの ...
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コルレオーネ村散策途中、地元の人で賑わうバールに入ってみました!
コルレオーネ村在住の地元の人に話を聞いてみました!
市役所の前にあるセントラル・バール。店内は陽気な空気に満たされていました。
昼間からビール片手に歌うおっちゃんと、なぜかフランス語で話しかけてくるカーネルサンダース似のおじいちゃんが、楽しそうにバリスタとおしゃべりしています。
「お?チネーゼ?ジャッポネーゼ?」
(中国人?日本人?)
カーネルサンダースが声をかけてくると、バリスタのお兄さんがすかさず「ジャッポネーゼだよねぇ?」と訂正してくれました。
おや、よくご存じですね。「日本人、よく来るんですかー?」と聞いてみると、
「あー来るよ~!日本だけじゃなくて世界中からね!」
やっぱりそうなんですね。ではこの流れに乗って、思い切って聞いてみようではないですか!
マフィアのイメージでやってくる観光客に地元の人は?
「勝手なイメージを持ってお邪魔する人も多くて、地元の方は迷惑してるんじゃないかな~などと思ったりもするのですがどうなんでしょう?先入観を持たれて、好奇心の目を向けられるって不快ですよね?」
「まあ、マフィアのボスがいたのは事実だから。しょーがないよね。でも、街の人たちが、全員マフィアってわけじゃないからね。観光で来てくれるのはウレシイよ。大歓迎さ!」
そして、
「よしっ、じゃあ、コレ飲んでみて!」
と出してくれたのが、こちら↓。
アマーロ・イル・パドリーノ。イル・パドリーノは、イタリア語でゴッド・ファーザーの意味です。
店内には、映画のポスターも所狭しと貼られています。そして、うっすら聞こえてくるのは、ゴッドファーザー愛のテーマw。観光客がくると流してくれるそうです。
なんだ!思いっきりゴッドファーザー景気に乗っかってるんですね!
なんとなくホッと気が抜けました。
「観光客の皆さまにご購入いただきまして、誠にありがたく思っています」
とのこと。
コルレオーネ村に昔から伝わるクラシックな製造法で作るアマーロは、さっぱりしていて美味しかったデス。
お土産におすすめですねぇ。
地元の人にも人気のセントラルバール。
村の人々は、気さくに話しかけてくるし、「撮れ撮れ」言われます。ほかのシチリアと同じ!
シチリア・コルレオーネ村の今、そして過去
下の写真は「撮れ」といわれて撮った写真。店内に飾られていました。左が、♪パラリラリラリララリラ~な頃(年代不明)の店の前。右が、現代。
え。ほぼ同じww。
道を訪ねても、バールでも、パスティッチェリアでも。コルレオーネ村の人たちはとても親切でした。
シチリア内陸部の果てしな〜い大地と空のはざま。そこにポツンと置かれた陸の孤島…のようなこの小さな村に、世界中から観光客が訪れることは、村の人々にとって喜ばしいことのようです。その理由が、たとえ”マフィア”だったとしても…いえ、だからこそ、なのかもしれません。
「マフィア」は暗い過去?
答えは、No。
今、コルレオーネ村には、貴重なマフィア資料館があります。地元の人がガイドをしてくれる資料館。「ゴッドファーザー」の世界観から現実の近代マフィアの歴史をリアルに知ることができます。コルレオーネ村に行くなら、訪れる”べき”場所でもあるしょう。
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