シチリアの最西端、マルサラへはパレルモから車で約1時間半。
マルサラ市内に入る手前のモツィア島界隈に、
伝統的な”塩づくり”をしている塩田が広がっています。
塩の旬(?)は7/8月。
ただいま、結晶化した塩をぐりぐり砕いている時期ですが、
最盛期には、あちこちに積み上げられた真っ白な塩の山が並びます。
もやっと空が曇っているのは、アフリカからの熱風シロッコのせい?
塩田がうっすらピンクなのは…カロチンのせい。
冬になると白いフラミンゴが塩田に飛来して、
なにやら微生物なんかを食べたりなんかして、
ピンク色になっていきます。
ミネラルたっぷり、栄養素たっぷりの海から引き込んだ海水を、
順に濃度を高めていき、結晶にして収穫するわけですね。
ほんのり甘く、うま味を感じる天然塩の原材料には、
”太陽・風・海”とだけ書いてあります。うん、たしかにねw。
塩分豊富そうな海風を浴びながら、マルサラに向かう道は、
右を見れば、海。左を見れば、ブドウ畑。
どの粒もお元気そう。
スクスクというより、キラッキラの太陽を浴びて、
ガンガン育っている真っ最中です!
標高ゼロの海沿いの道を、海を間近に眺めながら走っていると、
人だかりを発見しました。
何やってるのー?と見に行くと、そこには漁師のおっちゃん。
今日は、タコが大漁だそうです!
釣り船から降りて、ダイレクトに直売する移動式魚屋さんでした〜。
タコ…ここでは買えないけど、ランチで食べよう…。
マルサラの海は、もんのすごい遠浅なところもあり、
それは…もはや…海なのかビーチなのかわからないほど浅い。
とはいえ、濡れてるところにタオルを敷くのもなんですし?
橋桁をビーチ替わりにすれば、解決w。
いいですね。立ってるものは親でも使え。
乾いているところは、橋桁でもタオルを敷け。
のどかな海…平和な時間…がぼんやりと流れています。
シチリアの夏は、危険。脳が、脳が空っぽになりそう…。
…危うく空っぽになる前に、無事、マルサラ市内に到着しました。
ドンナ・フガータのワイナリーで贅沢なアペリティーヴォをしてw、
家族経営(全員イケメン)のリストランテへ♪新鮮魚介のランチです!
旬のマグロのポルペッティーナや
トリリア(ヒメジ科)のアランチーナや、
トマト&マグロのボッタルガのブルスケッタや〜
ナスのインボルティーニなどをアンティパストに、
ピスタチオとマグロのボッタルガの手打ちパスタや、
ペスト・トラパネーゼを絡めたブジアーテ(シチリア西岸のパスタ)や、
マルサラ名物の魚介のクスクス!などなど…
…脳は空っぽ、お腹いっぱい><!
やっぱりヤバい、シチリアの夏。
でも、人は幸せになるために生きているんだな〜などと、
感じさせてもくれます。
あ、タコ食べ忘れた。
続く。
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ドンナ・フガータワイナリー&塩田見学